Teamsで音声通話したログを取得・保存することができるか?という質問をよく耳にします。
非常にかんたんな操作でログを取得することができるのでご紹介していきます。
通話ログに関わらず、その他にもTeamsを活用するために欠かせないレポートたちが用意されているのでご紹介していきます。
社外との通話ログ(PSTN)ログの取得方法
通常の社内通話については、閉じたネットワーク内で通話が行われるのですが、社外の人との通話などは公衆交換電話網 (PSTN) に接続して通話が成り立っています。
PSTNと言われると少し難しく思うかもしれませんが、社外との通話に使うための回線と認識しておけば問題ありません。
このPSTNの通話ログはTeams管理センターのユーザーレポート/PSTNとSMSレポートから取得することができます。
https://admin.teams.microsoft.com/analytics/reports
ダウンロードの項目から、EXCELで加工できるファイルとしてエクスポートすることもできます。
利用状況が分かりやすいグラフで表示されます。
このPSTN通話ログノ情報は、グラフAPI(記事執筆時点ではβ版)からも取得することもできるようになっています。
https://docs.microsoft.com/en-us/graph/api/callrecords-callrecord-getpstncalls?view=graph-rest-beta
管理者必見。ユーザーごとの利用状況レポート
その他にも色んなレポートが準備されています。
管理者として見ておきたいものとしては、ユーザーの利用状況レポートです。
レポートの中にあるユーザーの利用状況レポートを表示すると、だれがどれぐらいTeamsを使っているかを知ることができます。
- 参加しているWEB会議の合計時間
- Teamsのチャット、チャネルにおける投稿メッセージ数
これらを知ることができます。
テレワーク(リモートワーク、在宅ワーク)で雑談を含めたコミュニケーションが非常に少なくなっていますので、極端に少ないメンバーがいたりするとフォローをするアクションが取れます。
チーム内のコミュニケーションについて、マネージャーに注意をうながすこともできます。
仕事をすすめる上で意思疎通は非常に重要ですのでこちらのレポートは有用です。
チームごとのレポート
Teamsではプロジェクトごとにチームを作って活用することができます。
これらのチームがどれぐらい活動しているかを把握することができるのがTeams使用状況レポートです。
- チームの参加人数(ゲストユーザーを含む)
- メッセージの投稿および返信件数
- チームの公開状況:パブリック or プライベート
プロジェクトの活動には波があるのは当然ですが、1ヶ月ほとんど動いていないようなプロジェクトがあれば、なにか乗り越えられない阻害要因があるのかもしれないと気づくことができます。
もしくは、プロジェクト完了後、チームを残したままになっている場合もあります。
Teamsのチームやチャネルをいつ消すかというのは大きな課題になりますが、活動がXXヶ月以上ない場合は削除を検討するということも考えてもいいかもしれませんね。
その他にもライブイベントに関するレポートなど、追加された新しい機能のレポートも増えていきますので、Teamsを導入した後の周知・定着フェーズであったり、活用が進まない場合の分析に是非使ってみてください。
非常に活発に利用している人を部門ごとに見つけ、キーマンとして活動を牽引してもらうということもできますね。
あわせてよみたい
最期までお読みいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。
参照:https://tomtalks.blog/2020/11/is-it-possible-to-download-a-call-log-in-microsoft-teams/
参照:https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/teams-analytics-and-reports/teams-usage-report