テレワークの普及よって、自宅やカフェなどの場所でTeams会議に参加する人が一気に増えました。
テレワークでのTeams会議参加者が多いと、つい、音が気になることがあります。
騒音などが気になる場合の対策として、デスクトップアプリにはノイズ抑制という機能があります。
ノイズキャンセリングイヤホンというものがありますが、同等の機能がノイズ抑制という名称でTeamsのアプリに実装されています。
かんたんに設定ができますのでご紹介します。
※この記事の最後に、注意点も書いておきますので御覧ください。
ノイズ抑制機能は設定メニューから数クリックでONにできる
早速、設定をしていきます。
Teamsデスクトップアプリの設定画面を開きます。
デバイスの中にある、ノイズ抑制の項目を確認します。
選択肢をみると次の4つがあります。
自動(規定)、高、低、オフ
オフ以外のどれかを選ぶことでノイズ抑制機能が有効になります。
ノイズ抑制機能の設定値をどれにするか
4つの設定値の違いを確認し、使い分けると効果的です。
- 自動:Teamsを利用しているPCの周囲の騒音状況に応じて、ノイズキャンセリングのオン・オフや機能レベルを自動調整してノイズを抑制します
- 高:音声以外のすべてのノイズを抑制します。重要会議ではこの設定がおすすめです。
- 低:エアコンやコンピューターのファン音、扇風機や空気清浄機、加湿器など、継続的に発生するノイズを抑制してくれます。また、相手に音楽を共有したい場合にはこの設定にしましょう。※高だと音楽は人の声ではありませんのでノイズ除去対象になります
- オフ:文字通りノイズ抑制機能の設定オフ。静かな環境が確保されているとこの設定も良い。
このあとの注意事項の欄に書いていますが、ノイズ抑制機能を使うと多少なりともバッテリーの消費が早くなりますので、不要な環境ではオフにするのも良いでしょう。
注意。テレワーク中はバッテリーとの戦いだ
ノイズ抑制(ノイズキャンセリング)の分、PCの処理負荷が増えます。
もちろんバッテリーの減りも早くなりますので途中でバッテリー切れにならないよう、電源カフェなどTeams会議に参加する環境は気をつけておきたいところです。
TIPS
このノイズ抑制機能は、先行してTeamsでレコーディングしたときの保存先であるSTREAMに実装されており既に実績のあるものですので安心して使うことができます。
レコーディングした録画データがSTREAMに格納されるという話はこちらでご案内をしています。
少し技術的な話になりますが、このノイズ抑制機能は、人の声をAIが分析し、雑音を除する処理を施すことで音声のみが聞こえるように処理するというものになっています。
従来のノイズ抑制アルゴリズムでは、PC内を冷却するファンの回転音などの単純な騒音しか対応できませんでした。
Teamsに実装されたAIを使った処理では音声と雑音の違いを学習させることで、キーボードのタイピング音、ポテトチップスなどのスナック菓子を食べる音、路上の騒音といった会議中によく聞こえる騒音などの殆どの騒音を抑制することができるとされています。
TwitterなどのSNSでは、ノイズ抑制機能がリリースされた際に、BGMをかけてポテチを食べながら会議に出てもバレない機能、などと言われ盛り上がりを見せていました。
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