会議の議事録を自動で書いてくれる機能があれば、とあなたが思ったことは1度や2度ではないと思います。
とはいえ、なかなか見つかりませんよね。
議事録を自動で作成してくれる、夢のような機能を作ることを諦めていない企業が存在します。
WindowsやAzureを市場に提供している、あの巨大IT企業マイクロソフトです。
2020年現在、各企業に存在する議事録フォーマット通りに書いてくれるわけではありませんが、Teams会議の発言内容を文字に起こしてくれる機能の開発に注力しています。
- 議事録を自動で書いてくれるライブトランスクリプト
- 活用されている技術1:ライブキャプション
- 活用されている技術2:Streamのトランスクリプト
- Teamsの会議画面上にリアルタイムに文字起こししてくれるライブトランスクリプト
- 合わせて読みたいTeamsのノウハウ
議事録を自動で書いてくれるライブトランスクリプト
あれ、どこかで聞いたような名前だな。
そう思ったあなたはTeamsを使いこなしておられる方だと思います。
過去に当ブログの記事でご紹介した2つの機能の名前に似ています。
ライブキャプションと、Streamのトランスクリプトです。
それらの機能を融合しTeamsに取り込んでアップデートさせたものがライブトランスクリプトです。
最終的には、下の画像のような状態が完成イメージとして公開されています。
誰かが発言すると、画面の右側にはライブトランスクリプト機能によって発言内容が自動、かつリアルタイムに文字起こしされていきます。
一瞬、聞き逃してしまった場合にも目で発言内容を追うことができるようになり会議の進行がスムーズになります。
活用されている技術1:ライブキャプション
以前、Teamsの自動文字起こし機能であるライブキャプション(Live Caption)について記事を書きました。
発言した言葉が、Teams会議の画面に次から次へと文字おこしされ、文字が表示されては消えていく形式の機能です。
活用されている技術2:Streamのトランスクリプト
Teams会議のレコーディングデータは、Stream(ストリーム)に保存されるのですが、しばらくしてからブラウザでアクセスすると、会議の音声がトランスクリプトとして文字起こしされるものです。
Teamsの会議画面上にリアルタイムに文字起こししてくれるライブトランスクリプト
ライブキャプションの音声認識と、Streamのトランスクリプト機能の良いところをとった形でライブトランスクリプトとして実装される予定になっています。
ライブトランスクリプトが実装されると、Teams会議を行いながら、その画面上で議事録の中身として書くべき会話結果がリアルタイムに書き起こされていきます。
議事録担当の方は、トランスクリプトの中で重要な部分を議事録フォーマットに書いていくだけです。
コピペ(コピー&ペースト)できるかどうかはまだわからないのですが、重要な部分(合意事項)を議事録フォーマットにコピペしておき空いた時間や、会議後に文章の体裁を整えれば完成となります。
これは議事録の自動作成機能としては夢のような自動作成の世界が近づいてきていると言っても良いかもしれませんね。
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合わせて読みたいTeamsのノウハウ
その他にもTeamsの便利機能や困ったときの対応などを多数書いています。
どれがあなたのお役に立ちますでしょうか。
参照:https://blogs.perficient.com/2020/07/06/microsoft-teams-updates-july-2020/