マイクロソフトはTeamsに、WEB会議を小部屋に分けるブレイクアウトルーム機能をロールアウト(実装)開始したと発表しました。
これまではZoomにはあるけれど、Teamsにはない機能の代表格として言われていた小部屋に分ける機能のブレイクアウトルームが、2020年12月いよいよTeamsに実装開始されました。
マイクロソフトは10月に実装すると発表していましたが少し遅れての登場です。
2020年12月遂にブレイクアウトルームの実装と発表
マイクロソフトは、一部のテナント(Microsoft 365の契約単位)でブレイクアウトルームを実装開始したことを発表しました。
マイクロソフト365では、順番に展開されていくのが一般的な実装の流れになります。
もし、まだブレイクアウトルーム機能が画面上に見つからない場合でも、マイクロソフトは12月中旬までに展開完了する想定であると発表しています。
このブレイクアウトルームはZoomを追いかけるべく後発としてマイクロソフトがロールアウトを開始しているということから、ブレイクアウトルームの想定している機能がしっかりと検証され開発完了していることを意味していると考えられます。
ブレイクアウトルームを使うために管理者が行う設定
管理者は、以下の手順を踏んでテナントの準備をするようマイクロソフトから発表されています。
ポイントとしては、利用ユーザーがプライベートミーティングをスケジュールできるようにしておく、ということです。
- プライベート ミーティングのスケジューリングを許可する = ON
- プライベートミーティングで今すぐ会議をすることを許可する = ON
- チャネル会議のスケジューリングを許可する = ON
- チャネルで今すぐ会議をすることを許可する = ON
ブレイクアウトルームの実装が開始されているのは非常にありがたいことなのですが、学校など教育分野の契約には導入されていないということになっているようで、これは驚きを隠せません。
2020年は新型コロナウイルスの影響で、リモートでの学習が進んでいるため、小グループに分けるブレイクアウトルームが必要とされています。
しかしマイクロソフトは教育分野の契約をしているユーザーが、いつこの機能を利用できるようになるのか、公式には明言していません。
ブレイクアウトルームの設定は会議を開始してから
注意点として、現時点では会議開催前にブレイクアウトルームの設定ができません。
マイクロソフトは、会議を開始する前にブレイクアウトルームを設定することはできないと発表しています。
こちらについては改良に取り掛かっているという情報もありますので、きっと早い段階でアップデートがかかると思われます。
人事研修だったり、研修を仕事とされている方、大人数のグループワークをする際には事前に設定の仕込みをしておくことで運営が効率的にできますからね。
設定方法や操作方法、ならびに新しい情報が入ったら、随時お知らせしていきますので楽しみにお待ち下さい。
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最期までお読みいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。
参照:https://petri.com/microsoft-begins-rollout-of-breakout-rooms-for-teams