マイクロソフト365のロードマップに、Windows デスクトップアプリ版のTeamsで複数アカウント機能を実装する旨が発表されました。
マルチアカウント切り替え実装がロードマップに登場
Microsoft Teamsでは現在、複数のユーザーアカウントを管理しやすいとは言えない仕様になっています。
通知やチャネルへの書き込みなどのアップデートをチェックするためにはアカウントを切り替える必要があり、一方のアカウントからログアウトし、もう１つのアカウントに手動でログインしなければならないのです。
この手間が、マルチアカウント機能で改善されます！
Teamsユーザーからの多くの要望を受け、マイクロソフトはついにTeamsのデスクトップアプリに複数アカウントや組織の設定を追加する開発をしてくれることになりました。
マルチアカウント機能で仕事用＆個人用アカウントが管理可能
これにより、Teamsユーザーは、個人アカウントを1つ、職場や学校のアカウントを1つ追加したり、プロフィール写真を変更したり、設定でアカウントや組織を切り替えたりすることができるようになります。
説明によると、複数の仕事用アカウントはサポートしておらず、個人アカウントと仕事用アカウントを1つに限定しているようです。
このマルチアカウント機能は、TeamsのライバルであるSlackでは以前から実装されている機能で、多くのユーザーからの要望を受けてマイクロソフトが実装に動いたということのようです。
すでにTeamsもAndroid版とiOS版では複数アカウントをサポートしているのです。
これまでは、EdgeとGoogle ChromeとFirefoxなど、複数のブラウザで使い分けたり、ブラウザのシークレットウィンドウを開いてログインするなどの回避策を使っていましたが、非常に使いやすくなりますね。
実装時期と対象の契約
実装は2020年12月の予定になっています。
マルチアカウント機能が使えるのは、Teams Education、Standard、GCC（Government Cloud）の契約が対象となります。
Additional settings for multiple Accounts and Organizations
Additional settings for multiple Accounts and Organizations. We're adding support within Teams desktop to be able to add one personal account, along with one work/school account, change their profile picture, and switch between accounts and orgs through Settings.
Feature ID: 68845
Added to Roadmap: 11/3/2020
Last Modified: 11/4/2020
Tags: General Availability, Education, GCC, Microsoft Teams, Worldwide (Standard Multi-Tenant)参照：https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/roadmap?filters=&searchterms=68845
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