Teamsに格納したファイルをダウンロードしたときに、ファイル名が文字化けしてしまう現象が発生しています。
この現象を直すにはどのようにすればよいのか、今回の記事で紹介していきます。
- ファイル名の文字化け状況
- ダウンロードしたファイルが文字化けする現象の回避方法
- 文字化けの原因はデスクトップアプリのプログラム不具合
- ダウンロードファイルの文字化け不具合修正時期
- 無料記事:現役エンジニアが書くTeams活用のノウハウ
ファイル名の文字化け状況
Teamsからファイルをダウンロードしたときに現象が発生します。
検証してみます。
まずはTeamsに格納したファイルをダウンロードします。
すると、通知に表示されるファイル名がおかしい・・・文字化けしてしまった状態になります。
元は「てすと.pptx」だったはずです。
ダウンロード先のフォルダーを確認してみても、ファイル名は文字化けしてしまっている状況がわかります。
次に、このように文字化けしてしまわないよう回避するにはどうすればよいかを紹介していきます。
ダウンロードしたファイルが文字化けする現象の回避方法
回避方法の1つ目はブラウザー版のTeamsからダウンロードする方法
文字化け現象は、Teamsデスクトップアプリの不具合によるものとなっています。
逆にいうと、デスクトップアプリを使わなければ現象が発生しないことになりますので、ブラウザー版のTeamsからダウンロードしてしまえば回避できるということになります。
ダウンロードをクリックすると、正しいファイル名で保存ダイアログが表示されました。
これで回避できます。
ダウンロードしたファイルが文字化けする現象の回避方法2:SPO経由
ブラウザー版のTeamsでダウンロードする際には、office.comにサインインして、Teamsを開くまでに時間と手間がかかります。
少し不便だなと思ってしまうのも仕方ありません。
そんな場合に2つ目の手段として、SPO:Sharepoint Online経由で開く方法があります。
こちらは、Teamsデスクトップアプリのファイルタブを開いた状態で、三点リーダー「・・・」からSharepointで開くをクリックします。
すると、ブラウザーでSPO:Sharepoint Onlineのライブラリが開きます。
この中から該当のファイルを選んで右クリックしダウンロードを行います。
この方法でも、デスクトップアプリではなくブラウザー経由でダウンロードを行うためファイルの文字化けを回避することが可能です。
回避方法としては、この2つのどちらかで対応することが現実的な方法となります。
では、そもそも何故このようなことが起きているのでしょうか。マイクロソフトが発表している情報を確認していきます。
文字化けの原因はデスクトップアプリのプログラム不具合
Office.comで正常性の確認ページを開いて確認をしました。
Teamsに4件のアドバイザリが表示されています。
この中に今回の現象に該当するものがあります。
“Users may see distorted file names when downloading files that have UTF-8 encoded characters in the name
すなわち、「ファイル名にUTF-8というコードで記述された文字が含まれるファイルをダウンロードすると、文字化けしたファイル名が表示されることがある」というものです。
管理コード:TM445479
また、この現象はWindowsもしくはMacのTeamsデスクトップアプリにおいて、チームの中のチャネルからダウンロードした場合に現象発生することも記述されています。よって、チャットからダウンロードした場合には文字化けは発生しないということでもあります。
対象はWindowsとMacのデスクトップアプリで、チャネルからファイルをダウンロードするすべてのユーザーと書かれています。非常に広範囲で発生することになります。
ダウンロードファイルの文字化け不具合修正時期
すでに不具合を改善するための検証が完了している状況で、修正プログラムの展開への準備中段階にあり、次回の定期更新である2022年11月29日(火)までには修正が完了する予定となっております。
マイクロソフトの公開情報へのアクセス方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
参考にされてください。
今回はここまでとします。
無料記事:現役エンジニアが書くTeams活用のノウハウ
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では、また次の記事で。