WEB会議は音声だけでなく、画面を参加者で共有したりすることで、映像も流れるのでデータ通信量が多いという認識があると思います。
では、具体的にTeams会議でどれだけのデータ通信が発生しているのかと聞かれると、えーっと。。となってしまいがちです。
この記事ではTeamsおよび有名WEB会議ツールのデータ通信量をご紹介いたします。
※数値は窓の杜の記事参照(元記事のリンクは最下部)
- 1時間のWEB会議で、ギガが減るのは本当だった
- 音声のみの1時間WEB会議は2ケタMBと圧倒的に少量
- スマホ7GBの範囲内でできること
- 他のメジャーなWEB会議ツールのデータ通信量
- 追記:セミナー方式(WEBカメラなし・画面共有)1時間を測定しました
- Teamsノウハウ。こちらもおすすめ
1時間のWEB会議で、ギガが減るのは本当だった
結果を先にお伝えすると、Teamsで1時間映像+音声の会議をすると、690MB~810MBのデータ通信量となります。
間をとって、750MBのデータ通信量だとすると、1時間の会議で約0.75GB。これはまさにギガが減ると言えます。
画面9分割に対応したことにより、9分割の画面に参加者のWEBカメラの映像をリアルタイムに流すと、この程度では済まないと考るほうが無難と言えます。
1時間ずっと映像+音声+WEBカメラ映像を流すと1GB以上、いや、1.5GB~2GBぐらい覚悟の上で会議されてください。
音声のみの1時間WEB会議は2ケタMBと圧倒的に少量
音声のみのWEB会議にすると、データ通信量は圧倒的に減ります。
音声のみで1時間TeamsでWEB会議したときは、37~41MBと、映像+音声の750MBのような衝撃を受けることもなく小さな通信量になっています。
最初から最後まで音声のみというわけにもいかないでしょうけれど、目的なく映像を流し続けることはせずにいたいですね。
スマホ7GBの範囲内でできること
スマホの契約プラン次第ではありますが、一般的に言われる7GBのデータ通信量を考えると映像+音声+WEBカメラの会議は月に1回、多くても2回が限界ラインとなります。
それ以上の回数を実施すると、あっという間に速度制限がかかってしまうことが容易に想像でき、注意が必要です。
会議の時間を1時間ではなく30分に短縮することや、会議が終わったら速やかに全員のデータ通信を止めることができる会議終了機能を使うなどの工夫で上手に運用していきましょう。
他のメジャーなWEB会議ツールのデータ通信量
その他のメジャーなWEB会議ツールのデータ通信量も確認してみます。
- Google Hangout Meet(音声+映像720p) 770MB~1520MB(1.5GB)
- Google Hangout Meet(音声+映像360p) 700MB~760MB(0.75GB)
- Google Hangout Meet(音声のみ) 27MB~41MB
- Zoom(音声+映像)500MB~1450MB(1.45GB)
- Zoom(音声のみ) 44MB~56MB
ツールにより、特徴的な機能があるため違いはありますが、1つ言えるのは、映像ありのWEB会議は1時間でギガが減るということです。
グラフにするとこんな感じ。ツールじゃなくて映像がポイントであことが一目瞭然です。
映像は必要なときに使うのが良いですね。
追記:セミナー方式(WEBカメラなし・画面共有)1時間を測定しました
2020.05.21
参加者はWEBカメラ映像なし、開催者がプレゼンテーション資料(パワポでした)の画面共有をする、セミナー形態でTeams会議をする機会があり、1時間の通信量を計測してみました。
Teams.exeの通信量
- Received Bytes : 488.28 MB
はい。1時間ぴったりのセミナー受講で、約490MBという結果になりました。やはり、映像を常時ONにすると通信量は非常に多くなりますね。
セミナーでなくても、参加して聞くことが主となる会議もありますし、そういう場合は1時間あたり500MB使うということを考えておきましょう。
週に2度以上、常にこういう会議があると7GBではデータ通信量が足りなくなる恐れがありますね。
ちなみに、上記は受信データ(ダウンロードしたデータ容量)であり、送信データ(アップロード容量)は次のようになりました。
- Sent Bytes : 6.48 MB
たった6.5MB!非常に少ないですね。無いものと考えても良いほどです。
参考になったよと思っていただけましたらSNSでの拡散、よろしくお願いいたします!
Teamsノウハウ。こちらもおすすめ
Teamsの便利機能や、よくある疑問点についてこちらのTeamsカテゴリー記事でご紹介をしています。
どの記事が一番お役に立てますでしょうか。
最後までおよみいただきありがとうございました!
twitterでも情報発信しています。よろしくお願いいたします。
では、また次の記事で。
長時間の会議は快適な椅子が必須アイテム
※各種WEB会議ツールは日進月歩、新機能がどんどん追加されており、データ通信量は目安として認識いただきますようお願いいたします。
参照:【特集】主要なテレカンツールのデータ通信量ってどのくらい? - 窓の杜