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セールスフォースに買収されたSlackとTeamsを徹底比較!

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チャットを活用したコラボレーションツールは、今やビジネス環境では必需品となりました。

数あるツールの中でもSlackとMicrosoft Teamsは、企業にとって最高の選択肢となっています。

Slackは2013年に設立された新しい会社が作ったソフトウェアです。

Windowsが世界中の殆どの場所で利用されているマイクロソフトは、Slackのようなチャットツールは、人と人がコラボレーションのために必要なものであると当時から目をつけていたんだそうです。

その後、マイクロソフトは小さなプロジェクトチームを立ち上げました。このチームは2016年にわずか5名の社員で構成されていました。

Slackに似たようなコラボレーションツールを作ることを目標に掲げていたそうです。このツールは現在、Microsoft Teamsとして知られています。

この記事では2大ツールであるSlackとTeamsを徹底比較していきます。

1日あたりの利用ユーザー数(DAU:Daily Active Users)

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1日あたりの利用ユーザー数は年にTeamsがSlackを追い抜いた

リリース後、多くのユーザーの目に留まり、ユーザーを獲得してきたSlack。文字通り右肩上がりにユーザー数を増やしていきましたが、2016年にマイクロソフトがTeamsをリリースすると、わずか3年で追い抜かれてしまいました。

これは、マイクロソフトマイクロソフト365(当時はOffice365)として、1つの製品群で展開をしていることが最も大きな要因となっています。

Teamsは、ほとんどのOffice 365とMicrosoft 365のパッケージに無料で含まれているということです。

マイクロソフトの経営陣は、様々なイベントやインタビューの場でTeamsはWindowsと同じくらい重要だと言っています。

1日あたりの利用ユーザー数を見てみると、Slackは世界で約85,000の企業で利用されており、1日1000万人くらいのユーザーがいます。

Teamsはマイクロソフトによると、2019年11月には2000万人のアクティブユーザーがいると発表されています。

ユーザー数はマイクロソフトの勝利です。ただ、あのマイクロソフトに対して2013年に企業したSlackが勝負の土俵に立っている事自体がすごいことです。

SlackとTeamsを6つのポイントで徹底比較

SlackとTeamsを7つのポイントで徹底比較した。

それぞれがどんな結果になるか、ぜひ楽しんで読んでいただきたいです。

  1. 外観と使いやすさ
  2. オフィスアプリケーションとの統合
  3. その他の差別化要因
  4. テレワーカーもオフィスワーカーも支援する
  5. モバイルアプリ
  6. セキュリティ、コンプライアンスと企業経営
  7. プランと価格

1.外観と使いやすさ

1.1外観

SlackやMicrosoft Teamsのデスクトップアプリは視認性が高く設計されています。

チャットメッセージを中心中心とした構造になっているのは共通で、SlackとTeamsに多少の違いがあります。

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Slackの外観。チャネルがズラーッと並ぶ。増えると少し煩雑だ。

Slackはチャネルがズラーッと並ぶ、少しゆるめのフォームになっています。

これにより、チャネルが増えてくると煩雑になり、メッセージを探すのが少し大変になるかもしれない懸念があります。

 

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Teamsの外観。Slackと比べると1つずつがカチッと塊になっている

次にTeamsの外観。左側にチャットやチャンネル、真ん中にメッセージが表示されていて、かっちり目の画面設計となっており整理されていて見やすい構造になっています。

一概にTeamsの外観が優れているかと言うとそうではなく、Slackには画面をカスタマイズするオプションがあり、例えばサイドナビゲーションの見た目を変えるなどの機能が用意されています。

反対にTeamsでは、外観のカスタマイズは3つ。コントラストのみ変更が可能で、規定、ダーク、ハイコントラストの3パターン。

Teamsはかっちり目で見やすいものの、全体を一覧で見ようと思うとSlackの方が見やすかったりもします。

1.2ナビゲーション

SlackもTeamsも、左のサイドバーにメインナビゲーションがあります。

Teamsのナビゲーションはチャネルをまとめた単位であるチームが軸になっています。

Slackは個別チャンネルを軸に、右側の表示エリアを重視していると言えます。

わずかですが、Slackの方がTeamsよりもカラフル&カジュアルなので、地味に好みが分かれるポイントになるかもしれません。

Microsoft Teamsのサイドバーメニュー

Teamsには次のようなメニューが存在しています。

  • 最新情報(通知)
  • チャット
  • チーム
  • 予定表
  • ファイル
  • 通話
  • アプリ

最新情報では、自分に通知が来たものを一覧で見ることができます。必要に応じてフィルタリングしたり、チャネル個別に通知をしないことで情報を絞り込むことができます。

クリックすると、チャットやチーム内のグループチャットの画面が表示されます。

Slackのサイドバー
  • チャンネル
  • スレッド
  • プライベートチャットのメッセージ(DM)

表現や数に少し違いはありますが、カスタマイズもできることを思うと同等と言えます。

どちらも中心となるのはチャットメッセージと、チャネル内のやりとりです。 

1.3プログラムのヘルプ

Teamsでは、サイドバーの下部にヘルプアイコンが用意されています。

トピックス、トレーニング、最新情報へのリンクが含まれています。

無料でトレーニングが受けられるようになるなど、充実しています。

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Teamsはヘルプボタンからトレーニングを受ける事が可能だ

SlackのSlackbotは、非常に便利で使いやすいです。

Slackbotにキーワードもしくは質問をすれば、おおむね数秒以内に必要な情報が返ってきます。

試しに数十の質問をしてみたところ、Slackbotは数度しか答えを誤回答をしませんでした。

完成度が高く、非常に高い精度で応答してくれるため、ヘルプデスクの人にチャットで問い合わせているような状況であると言えます。

1.4検索

Teams、Slackどちらも優れた検索オプションを提供しています。

検索結果を更に絞り込みたいとき、Slackの検索はまだ改善の余地があるのではと思うことがあります。(Slackさんよろしくおねがいします!)

Teamsで検索したい場合は、画面上部の検索ウィンドウを活用すると簡単に見つけることができます。

特定のチャネルやチャット内で検索したい場合にはキーボードのCtrl + F で検索するとコンテキスト検索ができ、探したいものが見つかりやすく作られています。

1.5メッセージとチャット

メッセージによるコミュニケーションは、SlackもTeamsも明確に注力し、次々と機能追加や改善をしています。

どちらも、メッセージを書く際のテキストフォーマットのオプションをいくつか提供しています。

Slackでこれらのオプションを確認するには、テキスト入力ボックスの右にある「Aa」をクリックします。

Teamsでは、書式の「A」をクリックします。比較すると、Teamsでは、フォントサイズや色など、より多くのテキストを見やすくするための機能が実装されています。

これにより、Teamsアプリケーション内でOutlookのHTMLメールの再現をすることも可能になっています。

メールが書けるというのは大げさかもしれませんが、書式のオプションを利用することをおすすめします。

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Teamsでは書式設定Aを押すとHTMLメール同等の記述が可能だ

SlackもTeamsも、絵文字を使ってメッセージを充実させることもできます。

TeamsではGIFアニメーションを送る(GIPHYとの統合)ことができるなど、多くの追加オプションが用意されています。

アプリを追加することでSlackにも実装することができます。

また、Teamsでは複数のチャネルやチームにまたがるメッセージを一度に投稿することができるため連絡事項を複数の組織に伝える必要のあるマネージャ職やバックオフィス系の方には特に便利です。

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SlackのWEB会議画面

 

1.6WEB会議

WEB会議はSlackとTeamsどちらも次々よ新機能をリリースしています。

TeamsとSlackどちらも音声通話ならびにWEB会議には、標準アプリだけでなくブラウザやモバイルなどからも参加することができるようになっています。

他社とのシステム連携という観点ではSlackはZoomやWebex、Google Hangoutsなどとの統合機能を提供しています。

TeamsではMicrosoftクラウドベースの電話システムを使用するなど、複数のオプションも用意されていて、組織外の人に電話をかけることができます。

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TeamsのWEB会議画面。左下に自動で文字起こしできるライブキャプションが便利(日本語未対応)

1.7通知

デフォルト設定のままだとSlackもTeamsも、アプリから通知が大量に飛んでくることになります。

なので、必要に応じて通知の形式や有無、通知頻度を設定することが重要です。

Teamsでは下記の単位で、どの通知を受け取るかを設定することができます。

  • チャット
  • エントリー(書き込み)
  • 回答
  • 好きなものとコメント
  • 不在着信
  • ボイスメール

などです。

形式についても、デスクトップアプリのバナーやメールなど、方法を選択できます。

Slackは通知の選択肢が少ないので、Teamsのようにいろいろな通知設定ができるのはとても便利だと思います。

Slackの面白いところは、誰かが指定したキーワードを使ったときに通知を受けることができますし、応答不可とする設定などが非常に優れています。

以下の方法で着信通知を停止することができます。

  • 30分、1時間、2時間、4時間
  • 翌日まで
  • 来週まで
  • カスタム期間

Teamsでも、応答不可にしたりオフラインを手動で設定することができます。

そうすることですべての通知が非表示になり集中したり静かな休暇を過ごすことが可能です。 

2.オフィスアプリケーションとの統合

SlackもTeamsも、非常に多機能でいろいろなことをすることができます。

しかし、どちらを使っていても、他のアプリケーションとの連携があれば更に便利になるのになと感じることがあります。

特に生産性に直結するオフィスアプリとの連携に関しては重要なポイントとなります。

Office365利用ユーザーはTeamsが優位

これはもう、当然と言えば当然です。

TeamsはOffice 365製品群の1つなので、WordやExcelなどの各Officeアプリを利用する方はTeamsとの連携により効率的に作業をすすめることができます。

Word、ExcelPowerPointのファイルは複数人で同時編集することができるので作業分担しながら資料を作成するようなシーンでは非常に効率的です。

ファイルを格納した際には、Teamsの裏で動作しているSharePointやOneDriveとも連携してくれています。

まさにマイクロソフトのオフィススイート全体の連携を使いこなすことが可能になっています。

もちろんSlackもoffice365との連携が可能です。

例えば、カレンダーやメールにはOutlookを使うことができますし、SharePointやOneDriveも使えます。

しかしSlackはTeamsのようにシームレスに動作をさせることは難しい状況です。

Google Workplace(G Suite)との連携にはSlackが優位

一方、SlackはGoogleGoogle Workplace(旧G Suite)アプリとの連携機能を提供しています。

TeamsではGoogle Driveとの連携のみが提供されている状態で、その他のGoogle Workplaceアプリケーションとは連携していません。

ライバル製品なので、制限が出てしまうのは仕方ありません。

Slackでは、Slack用のG Suiteアプリを使えば、簡単にアクセスすることができます。

ファイルの共有、作成、コメントへの返信、アクションなどの操作をSlackから直接実行することができ、Gsuiteアプリが起動して編集を行えます。

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連携するアプリケーションの数はSlackが圧倒

Slackには2000以上のアプリを連携することができます。Teamsはまだ250程度なので、Slackの方が多のアプリケーションとの連携という意味では進んでいる状況です。

Slackは2013年リリースで、Teamsは2017年リリース。

このリリースタイミングの差が現在の連携アプリケーション数の差に反映されているように考えられます。

SlackもMicrosoft Teamsも、ユーザーが独自のカスタムアプリを構築することが可能になっています。

Slackによると、500,000個のカスタムアプリがユーザー企業によって構築されたと言われています。

TeamsでもPower Automateに代表されるPower Platformでカスタムアプリを作ることが可能です。ノーコードとは言いませんが、非常に少ないプログラミングで開発ができるローコードのプラットフォームです。

業務上、多くのアプリケーションとの連携が必要である環境であればSlackが使いやすいでしょう。

逆に、Microsoft 365(office365)で多くの業務が成り立っている場合はTeamsを活用するほうが非常に生産性高く活動することが出来ると言えます。

3.その他の差別化要因

Slack、Teamsどちらも開発者が日々非常に多くの機能を検証、開発をおこなっています。

そしてライバルとの差別化を図るために、常に(ライバルにはない)新しい機能を企画し、準備していると言います。

全ての違いを書き出すのはナンセンスですが、ここではいくつかの例をあげてみることにします。

Slackの共有チャンネル機能はとても便利です。簡単に外部企業をslackスペースに追加することができます。

Teamsでは、外部チームとの連携がより複雑になります。

組織外の人とのチャットは、ゲストアクセスを有効化/無効化することで切り替えが可能です。

外部組織からのアクセスにはTeamsデスクトップアプリを必要とせず、ブラウザからシームレスにアクセスすることができます。

超大規模な組織で働く際、Slackが必要になります。Slackは組織ごとにユーザー数を無制限に登録することができます。

1つのチャンネルで10万人以上のユーザーをアクセスさせることができます。

Teamsは現在、1組織あたり最大5,000人のユーザーをサポートしていて、1チームあたり200チャンネル、1チャンネルで5,000ユーザーの上限があります。

グローバル企業グループで、全社員を対象とした使い方を考えたときにはSlackの方が適しているケースは十分にありえるでしょう。

4.テレワーカーもオフィスワーカーも支援する

Teamsは、テレワークや在宅ワークをする人を支援する機能を拡充していくとマイクロソフトは公表しています。

また並んで、ファーストラインワーカーと同社が呼んでいる、顧客対応窓口や各種店舗、製造工場、コールセンター、建設現場、診療所などに従事する人の応援も表明しています。

ファーストラインワーカーは、自由に働く場所を選ぶことが難しく、多くの場合はオフィスやデータセンターなど特定の場所で働くことが求められます。

こういった方々にもTeamsを通じて、出退勤の打刻をできるようにしたり、業務上のノウハウを蓄積するためのツールを提供していくと方針付けています。

 

Slackはアプリケーション連携の強みを生かして、Attendance Botなどのアプリによりマネジメントを支援するなどの取り組みを行っています。

例えばこのアプリでは、Teamsと同じように勤怠管理の利便性を向上させることができます。休憩時間やランチタイムの記録をつけたり、、シフトのスケジューリングを行うなどの事ができるようになっています。

Teamsでは、チーム内に新しいチャネルを作成するとデフォルトでWiki機能がついてくるようになっています。このWikiを活用することでチームメンバーの知識を集約・共有し活用することができます。

Slackでも、得意のアプリ連携を用いて、Guruのようなアプリとの連携によって、このような知識の集約・共有環境をを提供しています。

 

1つのアプリケーション内で多くのことが完結するという意味では、Teamsの便利さは非常に高いものであると言えます。

誰しもがTeamsさえ起動していれば恩恵を受けることができるので、ITリテラシーが高くない職場でも活用しやすいと言えるでしょう。

Slackは、アプリ連携をすることによりTeamsと同等のことができますが、それぞれのアプリで動作や画面仕様が違うことがあるため手順書を用意したり、ITリテラシを上げる教育をすることで活用が進んでいくタイプです。

IT企業にSlackを活用する企業が多いのはそのためであると言えます。

5.モバイルアプリ

次はモバイルアプリケーションです。

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TeamsとSlackのモバイルアプリ

PCにインストールするデスクトッププログラムの中には、携帯電話やスマホで利用する上では機能が足りないケースがあります。

Slack(右)は、デスクトッププログラムと同様の外観を提供していると言えます。

Teamsは(左)はデスクトッププログラムよりモバイルデバイスに適した外観に改善されていることが見受けられますね。

どちらも共通して、モバイルデバイスからと言って新しい操作を覚えなくて良いように作られている点が素晴らしいです。

違いがあるとすれば、モバイルアプリではタッチ操作が主になるため、PCではダブルクリックする操作がタップの長押しに変更されているなどです。

 

モバイルアプリの観点では、どちらも非常にすぐれた操作性や機能を持っており、Teamsを選んでもSlackを選んでも十分に活用することができるものになっていると言っていいでしょう。

6.セキュリティ、コンプライアンス、企業管理

Slack、Teamsどちらも当然のようにセキュリティ、コンプライアンスに配慮した設計になっています。
特にTeamsはさすがマイクロソフトと言えるセキュリティへの行き届いた配慮がされていると言える状況です。

ただし、それには上位のライセンス形態と正しく設定を選択することが重要です。また、機能を補ってくれるサードパーティ製のアプリを選んで利用することも可能になっています。

もう少し詳しく見ていきましょう。

根拠となるセキュリティ機能

SlackとTeamsはセキュリティとコンプライアンスを遵守するために非常に多くの機能が実装されています。

場合によってはサードパーティー製のアプリケーションを組み合わせる必要が出てきますが、データは暗号化された状態で取り扱われるので安心できます。

ヨーロッパのデータをサポートしています。データの損失を防ぐためには、以下のようなことが考えられます。

これらの機能の中には、上位のライセンスでしか利用できないものもあります。

Slackもセキュリティ・コンプライアンス分野の開発をおしすすめています。エンタープライズキーマネジメントEKMを使用すると、企業独自の暗号化キーを使用することができ、これによってメッセージやファイルを暗号化することができるというものです。

また、モバイルセキュリティ機能を追加したことにより、管理者はiOSのFace IDやTouch IDのようなシングルサインオンの後に追加の認証セキュリティを求める設定などをすることができるようになりました。

昔ながらのIDとパスワードで認証すればクリア、という時代はもう過去のものになりました。

 

一概には言えませんが、どちらかというとSlackは、セキュリティ、コンプライアンスの観点で見ると中小企業が必要とするものを中心に提供しながら、セキュリティ強化を進めています。

TeamsはOffice 365と連携していることから、セキュリティホールの発生しにくいシームレスな認証環境を構築することに適しています。

大企業ではOffice365が利用されることが多いのはそのためであるとも言えるでしょう。

7.プランと価格

Teamsのプランは、無料のMicrosoftアカウント(outlook.comなど)があれば利用することが可能です。

そして、無料のプランであっても下記のような機能を使うことが可能です。

  • 無制限のメッセージ機能と検索
  • 最大300人のユーザーをサポート
  • ユーザーごとに2GBのクラウドストレージ
  • 10 GBの共有ストレージ
  • 1対1の音声とビデオチャット
  • 無制限のアプリ統合
  • 二要素認証

Slackの無料プランはもっと機能が限定されています。

  • 最大10,000件のメッセージ
  • 10のアプリと統合
  • 1対1のビデオ通話
  • 二要素認証

Slack のサブスクリプション

Slackのサブスクリプションは、スタンダードプランでは1ユーザーあたり月額850円から(年間契約の場合。月払いの場合は960円から)です。

そして、プラスプランではユーザー1ヶ月あたりの1600円です(年払いの場合。付き払いの場合は1800円から)です。

Enterprise Gridプランの価格は、大規模な組織を対象としていて、担当営業へ問い合わせの上で見積もり対応となっています。

  • メッセージ履歴へのアクセスが無制限
  • 無制限のアプリ
  • 画面共有機能付きのグループビデオ通話
  • Slack コネクトを使って、ほかのオーガナイゼーションと安全に共同作業をしましょう
  • ゲストアクセス
  • 無制限のワークスペース
  • データ損失防止 (Data Loss Prevention=DLP)、e-Discovery、そしてオフラインのバックアッププロバイダーに対応
  • 専任のカスタマーサクセスチーム
  • HIPAA 準拠のメッセージとファイルでのコラボレーション

Office 365のサブスクリプション

組織向けのOffice 365のサブスクリプションは、ユーザー1人あたり月額540円(年払い)から6200円まで非常に大きな幅があります。

ここでは各プランの詳細までは踏み込みませんが、プランの数も多いため、業務上必要な機能が何であるかを先によく検討してから選択するのが良いでしょう。

などなど、非常に様々な機能が用意されています。

TeamsとSlackの比較という意味では、プランの柔軟性のあるTeamsが少し優位性を持ちます。

最上位のE5プランを選んだ時に、毎月6200円以上の利益を生み出せるような使い方を検討するということもお忘れなく。

SlackとTeamsの比較表

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SlackとTeamsの比較表

SlackとTeams徹底比較、まとめ

SlackとTeamsの両方を使っている会社もありますが、そのアプローチは必要以上のコストと、運用の複雑さが生まれてしまうと考えるのが素直です。

ほとんどの企業では、どちらかを選択することを検討してください。

シンプルにSlackとTeamsの比較をすると、非常に似ているところが多いためどちらを選んでも変わらないように思いがちですが、ポイントとなるのはコラボレーションツール以外の部分でどんなアプリケーションを使っているかです。

もう少し明確に言及すると、すでにOffice365のユーザーであれば今すぐTeamsを利用開始するのがおすすめです。

検討する時間はもったいないと言っても過言ではありません。

追加のコストも不要なTeamsをすぐに利用開始し、いかにして業務生産性を上げるか、コラボレーションしていくかを試行錯誤することがおすすめです。

Google Workplace(旧G Suite)を利用していたり、Googleにもマイクロソフトにも依存しない業務プロセスが確立されているのであれば今後、様々なアプリケーションとの連携が見込めるSlackを検討するのが良いでしょう。

 

と、書いたものの、統計的データを見るとSlackの顧客の31%がOffice 365も利用していることがわかっています。

しかも、Slackの分析チームのデータによると、Slackの上位50社の顧客のうち、74%はOffice 365の顧客でもある。

結局のところ、Office365を使うことはビジネスではほぼ必須で、Teamsではなにか不足がある場合にSlackを検討するというのが良いということになりますね。

以上、SlackとTeamsの徹底比較でした。

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最期までおよみいただきありがとうございました。

では、また次の記事で。

参照:https://kbworks.nl/office365/slack-vs-microsoft-teams/

参照:https://www.statista.com/chartoftheday/

参照:https://kinsta.com/jp/blog/microsoft-teams-vs-slack/