RADAR(読み方:レーダー。RAdio Direction And Ranging)という技術がバイクに搭載されるというニュースが飛び込んできました!
新しい、革新的な技術が開発され、乗り物が進化ししてくのは非常にワクワクしますね。
今回は、RADARという耳慣れない技術ではありますが、バイクの自動運転を大きく手繰り寄せる素晴らしい技術をご紹介します!
難しい技術ではありませんので、まずはRADARと書いてレーダーと読むことから知ってください!
レーダーシステムは、電波の反射を利用して目標を検出し、位置を測定するための装置や技術を示すもので、軍事目的で開発された電波を使った "ものを触らずに測定することができる技術" が現在では、現在では自動車だったり、2021年からはオートバイに搭載されることになってきています。
軍事目的で開発されていた1930年当時は、RAFという名称の技術で軍用開発されていたそうです。
BMWが先陣を切ってレーダー技術の搭載を発表
このRADAR:レーダーシステムは、高周波電波の扇状信号を発し、電波の反射を感知するシステムです。
レーダーを装着することによってバイクは、周囲の状況をリアルタイムで測定し、周りの他の車両を監視することができます。
これにより、予め設定した速度域内でバイクが自動的に加減速することによって先行車との適切な車間距離を維持しながら追従走行をしてくれるアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)だったり、ライダーの死角となる方向を監視してくれるブラインドスポット・モニタリングなどの技術を可能にすることができるとされています。
レーダーを有効家する速度域は時速30km以上
しかし、レーダーセンサーはシステムの一部にすぎません。そのためには、近年の慣性計測ユニットのおかげで、モーターサイクルのコンピュータシステムで利用できるようになったすべての情報が必要となります。
レーダーシステムは、時速30kmから160kmの間の特定の速度範囲で作動します。時速30km以下ではシステムが停止するように設計するか、または時速30km程度で走る場合には、電柱や駐車している車のような静止した対象を無視するようにプログラミングすることが検討されています。
レーダーシステム、ABSシステム、電子制御スロットルなどは密に連携して動作をしているため、アダプティブ・クルーズ・コントロールが作動している間は、バイクはライダーが選択した一定の距離を保って先行車と一定の距離を保ってアクセルとブレーキを調整して先行車に追いつき、前の道路が空いていれば、あらかじめ設定した巡航速度に戻すことができるようになります。
追加で必要な価格
アダプティブ・クルーズ・コントロールに必要なキットの多くは、すでに多くの最新バイクに搭載されているため、システムに大きな追加費用がかかることはありません。
BMWのフロントのみのレーダーはR1250RTでは約7万円、Ducatiのフロント&リアシステムは約10万円ほど追加で必要になると言われています。
2021年以降に発売される新型バイクにはレーダーシステムが搭載されることが増えていきそうです。
安全に楽しく走れるための仕組みが増えることは非常に喜ばしいことですね。コストは増えてしまいますが、選択できる場合には装着することを選んでいきましょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
では、また次の記事で。
参照:https://www.motorcyclenews.com/news/new-tech/motorcycle-radar-technology/