近日公開が予定されていると噂のロイヤルエンフィールドKX650クルーザーがテスト走行している姿が目撃されています。
以前の記事で取り上げたように、7年間で28台以上の新型バイクを発表すると豪語しているロイヤルエンフィールドは非常に鼻息荒く新型バイクの開発を進めているように見受けられます。
他にも新型のクラシック350や2021年モデルのヒマラヤン(トリッパーナビゲーション付き)など、多くの新型バイクを発表していることは周知の事実です。
今回はロイヤルエンフィールドが注力している650ccクラスのクルーザー(KX650と呼ばれている)の最新情報をご紹介します。
すでにこのKX650は公道の走行テストをしている姿が既に撃されており、車体にカモフラージュが施されていないことから外装を見てスペックを分析することができています。
では早速、見ていきましょう!
1. デザインはメテオ350似。兄貴分の位置づけか。
クルーザーの位置付けであるKX650のスタイリングは、最近発売されたメテオ350と多くの類似点を持っていることがわかります。
メテオ350はかなりの人気ですから、同様のデザインを出してくるのはメーカーとして当然検討してきますよね。
丸いハロゲンヘッドランプ、ティアドロップ型の燃料タンク、シート、丸いテールランプなどを見ると、まさにメテオの兄貴分として位置づけられているように感じられます。
2. 低い車体
KX650は、倒立のフロントフォークで長さは短く、全体的に低めのボディスタンスなど、メテオと比較すると違いが見えてきます。
エンジンはインターセプター650、コンチネンタルGT650と同じ油冷のパラレルツインエンジンです。
KX650はクルーザーというのがふさわしいカテゴリーに属していますが、メテオ350はクルーザーよりはストリートバイクの中間ぐらいのポジションといえば良いでしょうか。
細かなところを見ていくと、兄貴分かもしれないと言いつつも、狙っている立ち位置は少し違っているようです。
3. トリッパーナビゲーション
スパイショットの画像ではよく見えないのですが、KX650にはメテオ350と同様のトリッパーナビゲーションが搭載されると言われています。
インターセプターやコンチネンタルGT650にも搭載されるようですので、どうやらロイヤルエンフィールドの新型には標準装備にしていく方針のようです。
左のポッドにはアナログのスピードメーターと燃料計、トリップメーターなどの液晶表示器があり、右のポッドにはTFTスクリーンにトリッパーナビゲーションが装備されるだろうという予想です。
4. ツーリング専用装備
最新のスパイショットには、高さのあるフロントガラス、エンジンガード、サドルステーやパッセンジャーの持ち手の取り付け位置と思われるものなど、クルーザーにふさわしいの多くの機能が見て取れます。
また、KX650にはチューブレスタイヤが装着され、美しいホイールが装着されているのも重要です。クルーザーは乗って楽しみ、見て楽しむものですから。
5.マルチバリエーションの可能性
また、最新のスパイショットでは、シートが旧型のテストモデルとは違ってリアに向かって傾斜していなかったり、フットペグが前方にセットされていません。
これはつまり、ライダーが座った時のポジションがゆったりしたものになったことを意味します。
このプロトタイプはもしかすると、KX650のラインナップが複数用意されるのではと考えられます。
実際、メテオ350にも3種類のラインナップがあるためKX650でも同じような作戦で発表するのではと推測しています。
エンジン出力は47.65 PS(馬力)、7250 rpm時点。
トルクは52 Nm(5250rpm時点)の予想で、ABSも装着される見込み。
発売日
まだ正式発表はされていませんが、2021年7月ではと海外で報じられています。
詳細が分かれば、また記事でご案内します。
あわせてよみたい
インターセプター、コンチネンタルGTなど650ccクラスを本気で攻めてきたロイヤルエンフィールドの動向、引き続きお届けしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた、次の記事で。
参照:https://gaadiwaadi.com/upcoming-royal-enfield-kx650-cruiser-spied-on-test-5-visible-features/