2019年の年末にモナコで開催されたFIMアワード(FIM Awards2019)にて、日本が誇る世界屈指のヘルメットメーカーであるアライヘルメットがゴールドメダルを授与されました!
装具メーカーとして史上初!アライヘルメットゴールドメダル受賞
アライヘルメットはオートバイライダー用安全装置のメーカーとして史上初のFIMゴールドメダルを受賞しました。
このゴールドメダルは、二輪車レースの活動や事業の経営に多大な貢献をした者に授与されるものです。対象者が居ない場合には授与されないという厳しい審査のもとで決定されるものです。
今回、アライは長年にわたるライダーの安全への貢献とモーターサイクルスポーツの発展を評価され、このゴールドメダルを授与されました。アライヘルメットはこの金メダルを獲得した23番目の企業(もしくは人)となりましたが、ライダー用安全装具メーカーとしては史上初の受賞です!!
当日の式典で、アライヘルメットに対するコメントの中に、次のようなものがあり胸が熱くなりました。
【アライヘルメットは1950年10月13日に日本初の二輪車ヘルメットメーカーとして誕生して以来、ライダー保護のために妥協のないヘルメット作りを続けています。】
日本の製造業は品質が高いし価格もそれなり。世界の市場で見ると、悪くはないけれど相対的に評価が高いわけではないという最近の風潮を一掃してくれるような嬉しいニュースですね!気持ちいい!
過去10年の受賞者
- 2010年:Greig CraftとAIP Foundationによる、中低所得国における低コストのオートバイ用安全ヘルメット
- 2011年:元オートバイレースチャンピオン、アンドレス・ペレス・ルビオが交通安全、特に路上のバリアー・セーフティに関する功績によりFIMロード・セーフティ・アワードを受賞
- 2012年Ian Burrell MBEとThe Ambulance Motorcycle Club of the UK(現在、100万以上が世界中に分布している)
- 2013年:英国運輸省、独立系ヘルメット試験のSHARP星評価システム–自動車用星評価システムをモデル
- 2014年:科学的に証明された道路利用者のためのリスク認識トレーニングの開発におけるKNMV(オランダ・オートバイ連盟)
- 2015:Tony Richさんは、運転者向けのサイクルとオートバイ「自覚」プログラムの構想のためにAAのパトロール警官でした。これはFIA Region One-Think Bikes Campaignが推進する国際キャンペーンとなった。
- 2016年イタリア自動車連盟(FMI)による道路安全訓練プログラム
- 2017年:NMCU The Norsk Motorcykkel Union for its「フルコントロール」
- 2018年:Michael Woodford MBEとSafer Roads Foundationがヨーロッパや北米だけでなく世界中で販売されるオートバイに装着できる「自動ヘッドライト点灯」技術の普及に尽力。また、すべてのオートバイにアンチロック・ブレーキ・システムを装着することをモーターバイク業界に提唱
最新のアライヘルメットレビュー
最新のアライ製品である、レトロヘルメットの傑作、ラパイドネオ(RAPIDE-NEO。海外ではConcept-Xとして発売)についても先日インプレッション記事をアップしています。
今回、世界選手権を取り仕切っているFIMから、安全性で最高の評価を受けたアライのヘルメットですから候補の筆頭に上がってくること間違いなしですね!
SHOEI(ショウエイ)のGT-Air2を買おうと思っているパスコーとしても、心がグラッとくる受賞ニュースです!非常に悩ましいところです。
アライとショウエイ、どちらが良いか、検討の材料として是非ご覧ください!
では、また次の記事で!