なにか新しい事にチャレンジしようとしたり、以前やっていて続かなかったことに再びチャレンジするというのは非常にパワーが必要になりますね。
新しいグッズを買って意気込んでいたのに1回やってうまくいかないから諦めてしまったり2回、3回はやってみたけれど三日坊主で続かなかった経験はありませんか?
身につけようとしたスキルを習得している自分。
あこがれた姿やかっこいい姿、美しい姿とは似ても似つかない下手で悪い姿。
今度こそ、と前向きな気持ちで取り組んだのにあっという間に心が打ち砕かれた経験。
誰にでも1度はあります。
あこがれの人にも下手で不格好な時期はあったのでしょうか。
辛くて三日坊主でやめちゃったことはないのでしょうか。
羨ましさから、そんな風に思ってしまうこともあります。
では、もし一回で諦めちゃうことがなければ、三日坊主でやめてしまわなかったら
目指す姿になれるのでしょうか?
思い描いた姿と程遠いのは当然。
一回目のチャレンジでうまくいかなくてやめちゃったり、三日坊主の言葉通り
三日(三回)以上続かなくて嫌になってしまった経験があると思います。
私パスコーも数え切れないほどの三日坊主の経験があります。
三日も耐えられなくて一回で終わってしまったチャレンジも数知れず。
あなたは、具体的にどんなことにチャレンジされましたか?
それはどれぐらいの期間、継続できたでしょうか。
なるべく具体的に思い出してください。
そのチャレンジの内容は、次のようなものでは無かったでしょうか。
「毎日ゲームばっかりして夜ふかししていてらダメだ!ゲームをやめて、明日からは毎朝五時に起きて一時間勉強するぞ!来月の試験でクラストップ3に入るぞ!」
三日坊主で終わってしまってうまくいかないパターンにこういう目標設定をしてしまっている傾向があります。
思い当たりませんか?
この目標設定の場合、いきなり4つのことを同時にやろうとしてしまっていることにお気づきでしょうか。
- ゲームをやめる
- 毎朝五時に起きる
- 一時間勉強する
- クラストップ3に入る
これはあまりにもハードルが高すぎると言えます。
思い描いた憧れの人も、ここまで実現可能性の低い厳しい目標は立てていないと思います。
心が折れて三日坊主になるのも頷けます。
同時に追う目標が増えるほど達成の難易度は上がります。
しかも、4のクラストップ3に入るというのは自分の努力だけでは達成できない目標であり、更に難易度が上がります。
これでは目標達成のハードルが高すぎて実現出来る可能性が低いです。
目標が達成出来ずに、諦めてしまったり失意のまま三日坊主で終わってしまうと自己否定感に苛まれてしまいます。
頑張ってチャレンジするプロセス自体に自己否定感を抱いてしまうと継続することが難しくなります。
それはあまりにも辛い時間となってしまいます。
ではどうするか。
目標を分解し、自己努力で達成が見込める1つか2つに絞る
先程の目標をもう一度見てみると、こういうものでした。
「毎日ゲームばっかりして夜ふかししていてらダメだ!ゲームをやめて、明日からは毎朝五時に起きて一時間勉強するぞ!来月の試験でクラストップ3に入るぞ!」
これを分解すると4つの目標になっています。
- ゲームをやめる
- 毎朝五時に起きる
- 一時間勉強する
- クラストップ3に入る ← 自己努力のみでは達成不可
この中からやれば達成が出来る思える1つか2つに絞りましょう。
例えば1のゲームをやめる、にします。
これまで散々、ゲームで夜ふかししてきたわけですからいきなり全くのゼロにすることはきっと難しいです。
今、途中まで進めているゲームもあるかも知れません。
なので、絞り込んだゲームをやめるという目標を少しアレンジします。
平日はゲームをやめる。土日は最大2時間までは認める。
1つ目の目標はこの程度で良いのです。
そして早速チャレンジしてみましょう。
すると、平日も四日目の木曜日ぐらいであっさりとゲームしてしまい、三日坊主が達成できてしまいます。
ですよね?
ですが、それで良いんです。
月曜日から水曜日は目標達成できたでしょ?
ここが超重要です。
一つに絞った目標を完璧に達成は出来なかったけどまず3日は達成できた自分を認めて、少しだけど出来たな、次は三日やってみれるかも。
なんて思えたら最高です。
三日坊主でいいんです。二日だったとしても、それもいいんです。
三日坊主だけど、ちょっと我慢することで三日なら出来たということを噛み締めてください。
ちょっとだけ頑張れたなと自分を肯定してください。
そうやって自己肯定感を育んでいくことが目標達成にとって非常に重要になってきます。
また次の週になったら、今度は月曜日から木曜日までチャレンジしてみましょう。
金曜日まで頑張れるかと思ったら、水曜日の夜に心が折れてゲームをしちゃうかも知れないけれどそれでも良いのです。
三日坊主だって、何度でも繰り返せばいいと思うぐらいでいいのです。
そうして、三日坊主だったら何度でもできる自分にレベルアップしていきます。
三日坊主なら何度でも出来る自分になってきた頃には、夜ゲームに費やしていた時間が余ってくるはずなので30分だけテキストを読んでみましょう。
きっとこれも三日坊主になると思います。
それで良いのです。
三日坊主を繰り返しましょう。
三日坊主も、10回やれば30日です。
三日坊主も、100回やれば300日です。
何もしていない時と比べたら、三日坊主を繰り返している間にとてつもない差が出来てきます。
たとえ三日坊主の後、一週間の間隔が空いてしまってもまた三日坊主になりましょう。
三日経って、継続できなければ違うことを三日やってもいいのです。
きっと100回も三日坊主をしなくてもレベルアップしていく中で楽しさが発見でき、意識しなくても取り組める自分になっていくことが出来るのです。
新しいことを始めたり、再チャレンジするとすぐに理想の姿や自分のベストな状態になれることを求めてしまうけれど焦る必要はないんだよね。
焦らず慌てず、しかし諦めずに目指す先へ進んでいきましょう。
走る前の自分の気持ちに打ち克った
たとえ三日坊主でも三日できたことに違いはないし間違いなく三日分、成長することができました。
何度か繰り返すうちに、三日坊主になることは大したことではなくなります。
その時こそ、目指したいゴールまでどれぐらいのことをやらなければいけなく
それはいつまでにやらなければならないのかを考え、計画を立てましょう。
リズムに乗れず、また中断してしまうかも知れないけれど焦らずに・慌てずに・諦めずに何度でも再スタートして三日坊主になれば成長し続けることができます。
目標達成のために、何度でも三日坊主を繰り返そう。
三日分の成長が必ずあるから。
ではまた次の記事で。
パスコーの三日坊主ランニングのお話はこちら。