ハーレーダビッドソンの電動化の未来を疑う
電動バイクのコンセプトは「今後のラインナップ」から消えてしまった。
ハーレーダビッドソンは、公式サイトのFuture Vehiclesページから電動コンセプトモデルを削除し、LiveWire(ライブワイヤー)を含む電動バイクがハーレーの将来を担うものになるかどうか自問自答をしているようです。
ハーレーの公式ページから姿を消したライブワイヤー&ブロンクス
Future Vehiclesのページでは、ハーレーダビッドソンが今後の製品を紹介しています。
このページは市場によって異なりますが、最近までアメリカの公式ページには、パンアメリカ、電動アシスト自転車のシリアル1、ハイパフォーマンスカスタムモデル、そしてハーレーダビッドソンの電動コンセプトモデルが掲載されていました。
ハーレー初のストリートファイターとして大いに話題になったブロンクスのもこの今後のラインナップページに掲載されていたのですが、削除されてしまいました。
ハーレーは電動バイクから撤退?!
電動コンセプトのページ自体はまだ生きているようではありますが、ハーレーダビッドソンは電動バイクの将来に対して、そこまで有望であるとは考えていないのかもしれません。
カナダサイトなど、いくつかの国でのみ確認ができる電動モデルもあるようではありますが、本場アメリカのサイトに掲載されていないということがハーレーの本音を物語っているようにも感じ取ることができます。
シンプルに考えて、アメリカ本国の公式WEBサイトから消えたということは、ハーレーが電動バイクを発売する当初の計画を見直していると考えるのが妥当かもしれません。
ハーレーに電動バイクをどう考えているか直撃インタビュー
大手モーターサイクルサイトMotorCycle.comが未来モデルのページについてハーレーに直接問い合わせ、次のような回答を得ています。
ハーレーダビッドソンは、バイクの電動化をリードすることを約束しています。この分野のパイオニアとして、米国での電動バイクの販売台数No.1の達成や、世界的な反響の大きさなど、これまでのLiveWireの成果を誇りに思っています。
電動モーターサイクルの明るい未来に期待しています。2021年初頭には、5年間の事業戦略である「The Hardwire」とともに、より多くの情報を共有する予定です。"
参照:motorcycle.com
このハーレーの回答から2つのことが読み取れました。
- ハーレーダビッドソンはLiveWireが米国で最も売れている電動バイクであると主張している
- ハーレーダビッドソンはバイクの電動化に取り組むことを約束していると正式に述べた
このことが直接的に、ライブワイヤーがハーレーの今後の戦略の中に残っていることを意味するかどうかは定かではありませんが、ベース価格で約350万円もする高額モデルですので、より多くのライダーが購入できる価格のモデルを開発すべく取り組んでいるのではないでしょうか。
現時点ではライブワイヤーに続く第2の電動バイクはなく、次期モデルの開発の噂も聞こえてきていないので、2021年初頭に事業計画とともに出てくる情報を楽しみに待ってみましょう。
最新情報が手に入ればご紹介していきます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。
参照:https://www.motorcycle.com/mini-features/harley-davidsons-electric-future-in-doubt.html