MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で UQ モバイルに乗り換えてから26ヶ月使用しました。
この度、UQ モバイルから他のキャリアへ乗り換えをしたのですが、2年間(正式には26ヶ月間) UQモバイルを使って感じたUQモバイルのメリット・デメリットを書いてみたいと思います。
次のような疑問の答えが見つかると思います。ぜひ一読ください。比較検討中の方のお役に立てば幸いです。
- UQモバイルのキャンペーンでMNP端末セットHUAWEI P10 Liteが一括108円で手に入った
- UQ モバイルの回線品質は良く、価格は3大キャリアの半額
- 満足度を落とすことなく月7000円の余剰資金が生み出された
- 3大キャリアのサポートの手厚さが必要な方は要検討
- UQモバイルのセット端末は独自仕様。OSアップデート不要の鉄の意志で契約
- UQモバイルからMNP転出。次はLINEモバイル
UQモバイルのキャンペーンでMNP端末セットHUAWEI P10 Liteが一括108円で手に入った
UQモバイルを使い始めたのは2017年の10月のことです。当時はまだバリバリの端末・SIMセット販売全盛期で、2年毎にスマホとSIMを乗り換えることこそが最もメリットを享受できる方法でした。
こういう時代背景から手間はかかりますが2年毎の乗り換えを行っていました。
当時は、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアからコストを下げつつ回線品質を保とうとすると、UQモバイルとYモバイルが必ず出てきました。
ここは今も昔も同じですね。
UQモバイルとYモバイルの2キャリアはそれぞれ、Yモバイルはソフトバンクのサブブランド、UQモバイルはauのサブブランドという位置づけとなっていることからも高品質が売りです。
他の格安SIMとは回線品質、通信速度面で特に優れていることどちらかにしようと考えました。どちらが良いということはなかったのですが、UQモバイルでキャンペーンをしていてセット端末が安いということから選択をしました。
UQモバイルでセット購入したスマホはHUAWEIのP10 liteです。P10 Liteは26ヶ月前の時点では最もコスパが良いと言われていて、世間では爆発的に売れていました。2017年の年間販売台数でP10 Liteはappleのiphoneシリーズを除くと1位でした。
CPUの処理性能はもちろんながら、当時エントリーモデルミドルモデルでは1GB~2GBのRAMが標準的な中、3GBのRAMを積んでいるというところが決め手となり購入を決意しました。
スマホはメモリ不足が起きると全ての操作が遅くなって影響が出ますし後から変更することができないので最重要ポイントです。
UQモバイルへのMNPで本体一括108円!というタダみたいな価格で手にすることができました。
その後、アメリカとの関係悪化により色々と社会的な問題のある華為(HUAWAI、ファーウェイ)ですが製品は26ヶ月不調になることなく快適に動作してくれています。
UQ モバイルの回線品質は良く、価格は3大キャリアの半額
回線品質について26ヶ月間 UQ モバイルを使用してきた結果、回線に問題があったり通信速度が遅くて困ったことはほとんどありません。
回線速度は、スピードテストを実施すると夕方の混んでいる時間帯でも30Mbpsほどのダウンロード速度を見せてくれます。これは秀逸です。
私はほとんどゲームはしないのでTwitterやWebサイトを見る程度だと、いつも快適に通信してくれていたように思います。一時期、ポケモンGOやドラクエウォークをしていましたが全然問題ありませんでした。ゲームをするにしても30Mbps出ていれば十二分です。
格安SIM(MVNO)の中では、価格が高いと言われているUQモバイルおよびYモバイルですが、確かに相対的に価格が高い分、回線速度は常に高速かつ安定していました。
ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアを使っていて固定費を下げたいけれどゲームをしたり動画を見たりするという、通信速度に高いスペックを求める方にはおすすめのキャリアであったということができます。
費用はというと、2019年12月現在、格安SIM各社と比較すると月平均で1.5倍程度の価格になります。通信容量6GB程度だと格安SIM各社は2300円程度、UQモバイルでは3800円ほどとなります。
めちゃくちゃに安い、格安SIMと比べると費用がかかるというのは事実です。それでもこのあと価格比較した結果から、3大キャリアよりは安くしたいという方にはUQ mobile がお勧めできると言えます。
3大キャリアとの比較ですが、UQモバイルを利用する前はauを利用していました。(auからサブブランドのUQモバイルでもMNPできました)ここで、気になるauとの費用比較を記載します。
UQモバイルにする前のau回線では夫婦2人で1ヶ月に15000円ほどかかっていました。内訳としては私が7000円、妻は大体8000円です。三大キャリアをご利用の方としては平均的な2人分の費用ではないでしょうか。
1ヶ月の通信容量は維持したまま(au:7GB→UQ:9GB)でUQモバイルに乗り換えたところ、夫婦2人で8000円程度になりました。私も妻も4000円ほどです。2人で8000円となると、au利用時のほぼ半額で維持ができるということになります。
満足度を落とすことなく月7000円の余剰資金が生み出された
UQ mobile の品質には特に課題を感じていませんでしたので、普通にスマホを維持利用するという観点では何1つマイナスを発生させることなく1か月あたり7000円、余剰となるお金が生み出されたということになりました。
UQモバイルに乗り換えて本当に良かった。今思うと、もっと早くUQモバイルに乗り換えていれば良かったのにと反省点しかありません。
この記事を読んでくださっている方で、特に理由なく3大キャリアのどれかを利用している方がいらっしゃった場合は、MVNOの検討はしてみることを強くおすすめします。
夫婦2人で月に7000円ではありますが、時給1000円のパートタイムで7時間労働しなければならないお金を、1度契約変更の手続きをするだけでずっと手にすることができます。なにより、7時間のフリーな時間を生み出せると考えると素晴らしい。
毎月7000円の余裕が生まれれば、子供の習い事をさせることもできます。我が家では娘の希望で習字を習いに行くようになりました。習い事でなくても、財布の中に余裕が生まれた分でカフェに行ったり、美味しいランチを食べるということも選択肢として生まれます。
1か月あたりでは7000円ですが、1年間(12ヶ月)だと84000円のコスト削減になりました。私は26ヶ月間 UQ モバイルを使いましたので7000円✕26ヶ月で18万2000円が家計としては浮いた形になります。1年で9万1000円、手取り所得が上がったと見ることもできるのです。
3大キャリアのサポートの手厚さが必要な方は要検討
UQモバイルのコスト的なメリットを書きましたが、もちろん三大キャリアの方が店舗でのサービスが手厚いなどのメリットがあります。UQモバイルだとこれはなくなってしまいますので、3大キャリアのまま残るというのも1つの選択肢です。格安 SIM 各社は基本的に物理的な店舗を持たないものが多く、何かあればインターネットで自分で検索したりメールや Web のチャットベースでサポートを受けることになるためです。
何かあった時に店舗でのサポートが必須な方は、店舗の多いブランドを選ぶことが安心につながるとも言えます。価値のあるところにお金をかけるということは良い選択ですね。
UQモバイルのセット端末は独自仕様。OSアップデート不要の鉄の意志で契約
私もおすすめしたいUQモバイルですが、実は考慮しなければいけない点があります。 UQモバイルで端末セットで契約をするとスマホがUQモバイル独自の仕様になっていてAndroidのOSアップデートがされないというデメリットがあります。私の使っいるP10 liteもUQモバイル仕様にロックされていてOSアップデートされませんでした。
P10 Liteの例で言うと、2019年12月現在でもOSはEMUI5.1.3というAndroid7相当のものです。現在はAndroid10.0が発表されているタイミングなので、Android OSのメジャーバージョンアップ3回分の恩恵が受けられないという結果になっています。
MNPで乗り換える前に情報収集をしていて知っていたので私自身は特に問題視はしていませんが、本当にアップデートはありませんでした。AndroidOSのセキュリティアップデートも配信頻度が低いのは要注意です。
普段使っている分には、Android7相当でも問題は一切ありません。ただし、OSのメジャーバージョンアップによって追加される機能や驚き、楽しさという得られるであろうメリットが享受できないと考えると、ここはデメリットになるかもしれません。UQモバイル版P10 LiteがAndroid8や9にならないのか調べたことがあるのも事実です。
デメリットになるかもしれませんという書き方をしたのは、ここは人によって感じ方が違うからです。私の妻などは、大きく操作感が変化すると使い方を再び覚え直ししたり、いつもの操作ができなかったりすると困ってしまうので変化しないということが逆にメリットに感じられていると見受けられます。
60代70代以上の親世代のスマホであったり、更に上の高齢者のスマホであれば一度覚えた操作がずっと有効であるというのはメリットですね。iphoneだとそうもいきません。親から新しくなったOSの使い方の相談電話を受けることがあるのも事実です。
このような方には私がUQモバイルのデメリットと考えたものが、実質的にはメリットに反転しますのでここは問題なしというふうに考えて検討を進めるのが良いと思います
この点は、SIMフリー端末を買った上でUQモバイルを契約すれば回避出来ることは添えておきます。
セット契約の端末の方が安く買えるので、方針を決めてスマホ端末を選択するのが良いです。
UQモバイルからMNP転出。次はLINEモバイル
次第に変わっていくとは思いますが、2017年に契約した私のプランでは2年ごとにMNPして乗り換え割などを活用するほうがメリットがありますので、今回も2年で(UQモバイルの契約形態により26ヶ月で)MNPすることにしました。
3大キャリアを使っている方や格安SIMに乗り換えてゲームが快適に動作する回線速度が得られない皆さまにはUQモバイルをおすすめできます。費用とサービス内容が変わらないならMNPする必要も感じていないぐらい満足しています。
残念ながら、私の住む大阪ではUQmobile(au回線)ユーザーが増えてきたからか、ここ数ヶ月、データ通信が始まるまでに少し待たされることがあったり電波の本数表示が少ないように表示されることが増えてきました。
これをきっかけに今回UQモバイルからMNP転出することにしました。このような現象が起きていなければ私自身はUQモバイル継続でも良いなと思えるほど、回線品質は前述の通り非常に良いのです。非常に満足をしています。
特に理由はありませんが、LINEとソフトバンクの業務提携ニュースを見て面白いなと思ったのでLINEモバイルにしてみました。
YモバイルとLINEモバイルの棲み分けはどのようになるのでしょうか。楽しみです。
■まとめ
- 総評:UQモバイルを26ヶ月使った感想としては、もっと早く乗り換えればよかった、の一言に集約
- 回線品質面: 私が計測した環境ではいつも30Mbps出ていて最高でした。 ゲームも問題なし。
- 費用面:3大キャリアを使っていて、1回線あたり月7000円や10000円使っている方には是非検討されることをおすすめします
- 要検討:OSアップデートは利用する人によります。ご自身でSIMフリー端末を用意すれば本件は該当しません。
格安SIMをご検討されている方のお役に立てば幸いです。
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ではまた次の記事で!