カワサキは、250cc4気筒スポーツバイク「ZX-25R」のレース仕様の新モデルと、2021年にワンメイクシリーズを発売する計画を明らかにした。
ZX-25Rは17000rpm、45馬力のモンスターマシン
ZX-25Rは2019年の東京モーターサイクルショーで公開されて話題になりました。エンジン出力は45馬力程度とされており、1980年代から90年代初頭に登場した250cc4気筒スポーツバイクと同程度の出力を発揮ます。
また、エンジンは17,000rpmまで回転するとのこと。旧世代の250cc 4気筒の最高回転数は20,000rpmを記録したものもあり、比較すると回転数を上げずとも出力を上げることに成功しています。
また、トラクションコントロールを含む最新の電子制御装置とショーワのSFFビッグピストンフォークを含む最新のサスペンションを備えています。
発売日は2020年8月!
当初4月4日に予定されていたインドネシアでのZX-25Rの発表会は、コロナウイルスの影響で延期されていましたが、詳細が明らかになるのは間違いありません。2021年からのワンメイクシリーズでの使用を予定されています。
今回のレースバージョンは、ATECの「Blackdiamond」ボディワーク、ビートのエキゾーストシステム、ZX-10Rのリアショック、純正ZX-25Rのフォークの表面処理、アジャスタブルブレーキ&クラッチレバー、ダンロップのスポーツマックスラバーなどが採用されている。
しかし、カワサキはこのようなレース仕様のバイクを販売する予定はないとのことで、新シリーズに参戦する選手たちは純正マシンを購入し、自分たちでアフターパーツを使って改造することになるだろう。
ZX-25Rはインドネシアを中心とするアジア市場限定モデル
大きな咆哮を上げるZX-25Rの4気筒エンジンで、ユーロ5の排ガス規制をクリアすることは残念ながら難しいようです。このことよりアジア市場限定のモデルと言われています。(限定的な用途では発売されるかもしれませんね)
ZX-25Rのメインマーケットでもあるインドネシアで製造される予定だ。インドネシア市場は、2019年に650万台のバイクが販売されており、カワサキのようなメーカーがZX-25Rのような市場に特化したモデルを開発するには十分な市場規模を持っている。
また、背景としてインドネシアは排出ガス規制が比較的緩く、250cc以上のバイクには大きな税金が課せられているため、ZX-25R発売にとってビジネス的な要素も鑑みて最適に組み立てられています。
ZX-25Rカスタムの例
カウリング:A-TECH BLACK DIAMOND Racing フルカウリング
テールカウル:A-TECH BLACK DIAMOND Racing シートカウリング
タンクパッド:A-TECH BLACK DIAMOND Racing タンクパッド
エキゾーストシステム:BEET NASSERT-R Evolution Type II(レースプロトタイプ
タイヤ:ダンロップ SPORTMAX α-13SP
チェーン:RK BL520R-XW
スプロケット:RK(Ninja ZX-25R標準装備の塗装済みバージョン
フロントサスペンション:SHOWA(Ninja ZX-25R標準装備、コーティングインナーチューブ付)(参考パーツ
リアサスペンション:SHOWA(Ninja ZX-10Rパーツ)(参考パーツ
フットパッド:SNIPERリアセット
ブレーキレバー:SNIPER 6 方向調節可能な、引き込み式ブレーキレバー
クラッチレバー:SNIPER 6方向調整可能、引込式クラッチレバー
レバーガード:SNIPERカーボンファイバーガード
最後まで読んでいただきありがとうございました!
では、また次の記事で。
参照:https://www.bennetts.co.uk/bikesocial/news-and-views/news/2020/march/kawasaki-shows-race-spec-zx-25r