バイクメーカーと言えばホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキにBMW・ドゥカティ・KTMなどがあり日本やヨーロッパの企業が多いですね。
しかし!実は世界で一番バイクを多くを生産、そして販売しているのはインドです。ご存知でしたか?
バイクが多く走っているイメージと言えば中国・タイ・インドネシアなどがありますが、それらの国をぶっちぎってインドが世界一のバイク大国です。
生産台数は年間約2500万台、販売台数は約2100万台です。生産台数は2014年、販売台数は2016年に中国を抜いて世界1位に躍り出た後、勢いそのままにぶっちぎっています。
そんな世界一のバイク大国インドにおける250ccアドベンチャーバイクのトップを競う5車種について、この記事でご紹介します!
- 1. KTM 250 Adventure
- 2. Hero XPulse 300、Hero XPulse 200
- 3. ロイヤルエンフィールド ヒマラヤン250
- 4. スズキ V-Strom 250
- 5. ヤマハFZ-25ベースのアドベンチャーツアラー
1. KTM 250 Adventure
数ヶ月前、KTMはインド市場に390 Adventure(アドベンチャー)を投入し、現在の価格は約43万円である。
最新の排ガス規制BS6に準拠した373cc単気筒水冷エンジンを搭載し、最高出力43ps(9,000rpm)、最大トルク37Nm(7,000rpm)を発揮するなど、KTMの390デュークやRC 390とほとんどの基盤を共有したモデルです。
同様に、KTMはKTM 250 Dukeのプラットフォームをベースにした、より小さな容量のアドベンチャーツアラーの導入を計画しているようです。
390アドベンチャーの価格を考えると、KTMは現在よりも幅広い層に受け入れられることを狙っています。
250デューク相当のスペックだとすると、248.8cc、30馬力/24Nmの水冷単気筒エンジンということになりそうですね。
スチール製のトラスフレーム、合金ホイールなどは、兄弟車から引き継がれることになると思われます。
しかし、LEDヘッドランプ、クイックシフター、コーナリングABS、トラクションコントロールシステム、コンチネンタルタイヤなど、390アドベンチャーに搭載されている機能は、価格競争力を高めるために恐らく外されると予想されています。
KTMは、おそらく2021年までにインドでこのバイクを発売し約35万円ほどの価格になる見込みです。
2. Hero XPulse 300、Hero XPulse 200
これらは現在インド市場で最も手頃な価格のアドベンチャーバイクで、価格は約16万円から。めちゃくちゃコスパ良いですね。
スズキのVANVANに似ているような印象です。
軽量で小型のフレームを持つXPulse(エクスパルス)200は、初心者や若いライダーには最適なツアラーのように思えますが、199.6ccの油冷4ストローク2バルブ単気筒OHCエンジンは17.8馬力/16.45Nmの出力を持つものの、パワフルさに欠けている印象があります。
そのため、Heroはインド市場向けに、XPulse200の上位にあたる大型のアドベンチャーバイクを開発中です。
XPulse200のTFTデジタルディスプレイ、スマートフォンとの接続、ナビゲーション、フルLEDヘッドランプなどのプレミアム機能に更にいくつかの新機能を追加して登場する見込みです。
そのバイクは、2016年のオートエキスポで「Hero XF3R」のコンセプトで披露された300cc単気筒水冷エンジンが搭載される可能性があると言われています。
このエンジンは恐らく6速トランスミッションで、最大出力が30馬力のパワーと30Nmのトルクを発生すると予想されています。
3. ロイヤルエンフィールド ヒマラヤン250
ヒマラヤンは、インド国内で最も人気のあるアドベンチャーツアラーバイクの1つです。
ヒマラヤンと言えば、後述する411ccの単気筒バイクなのですが、弟分の250cc版が2021年に発売されるようです!
約27万円の価格設定になっていますが、前述のHero XPluse200のように超コスパの良いバイクがライバルに存在するため、ロイヤル・エンフィールドはヒマラヤン250の小容量バージョンを発売することを検討しています。
現在市場に流通している411ccのヒマラヤンは単気筒4ストローク、SOHC、空冷、FIエンジンを搭載しており、最大出力24.3馬力、最大トルク32Nmを発生します。
199kgと重量がある割には少しパワー不足を感じますが、オフロード性能は非常に評価が高いバイクです。
2021年に発売されれば、KTM 250 AdventureやHero XPulse 300と比較されるに値する価格・スペックのアドベンチャーバイクとして店頭に並ぶことになります。
4. スズキ V-Strom 250
スズキはインド市場で V-Strom 1000 と V-Strom 650XT を販売していますが、日本でもおなじみの250ccのV-Strom 250で急速に成長している小容量アドベンチャーツアラーセグメントに参入することを計画しています。
V-Strom 250は、特徴的なくちばしフェアリング、丸いヘッドランプ、LEDテールランプを持っており650ccや1000ccモデルと似ています。
外国仕様モデルは、フルデジタルモニターになっていますが、インド仕様のバイクは、Gixxer 250から流用したモノクロモデルになると予測されています。
もちろんウィンドスクリーン、ナックルガード、ラゲッジマウントを装備しています。
インド仕様モデルでは、Gixxerの250cc燃料噴射・油冷モーターを若干変更し、最高出力26.1馬力、ピークトルク22.2Nm程度になりそうです。
インド市場におけるVストローム250の価格は約28万5000円となりそうです。
5. ヤマハFZ-25ベースのアドベンチャーツアラー
ヤマハは2020年のBS6に対応したFZ-25と、そのプレミアムツインFZS-25を間もなく発売するが、この249ccのネイキッドストリートファイターと同じプラットフォームを利用したバイクが登場しそうです!
ヤマハは、FZ-25をベースにしたアドベンチャーツアラーバイクの開発に取り組んでいると発表しています。
アドベンチャーバイクの動力源は、249ccの空冷2バルブSOHC単気筒モーターで、最大出力20.6馬力(8,000rpm)、ピークトルク20Nm(6,000rpm)を発揮し、5速ギアボックスに搭載されます。
発売日や価格情報はまだ入ってきていませんが、ライバルの動きを考えるとそう遠くないタイミングだと思われます!
今回は世界一のバイク王国インドで競争が激化しつつある250ccアドベンチャーバイクのトップを競うことになる5台のバイクをご紹介しました。
スズキ・ヤマハ・KTMと現地メーカーの勝負が見どころですね!なんと言ってもインドで人気になれば恐ろしい台数が売れますから、そのデータは日本へもフィードバックされることは間違いありません。
ハヤブサに乗るパスコーとしては、スズキのV-Strom250に期待したいところです。
未発売のものもありますが、情報が入れば各バイクのインプレもお届けしてまいります。お楽しみに!
BMW G310Rをコストパフォーマンス向上させたようなモデルとか、そういうバイクも登場しないかな~
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では、また次の記事で。
参照:https://www.marklines.com/ja/report/rep1897_201907
参照:https://gaadiwaadi.com/five-250-cc-adventure-tourers-coming-v-strom-250-to-ktm-250-adv/