朝から晩まで新型コロナウイルスに関連したニュースに目を光らせる日々が続いています。
日本は緊急事態宣言を4/7に7都府県に出した後、4/16にその範囲を全国に拡大し、飲食店は20時以降にアルコールを出さないなどの営業自粛を求める動きになっています。
基礎疾患のある人は新型コロナウイルスのハイリスクグループと言われていますが、PFAPAの患者は気をつけることがあるのでしょうか。
新型コロナウイルスによるリスクが高い基礎疾患リスト
私パスコーには3人の子供がおり、3番めの子供(次女3歳)がPFAPA:周期性発熱症候群という難病を抱えて生きてます。
新型コロナウイルスに罹患するとリスクが高いと言われているものは次のようなものがあるとニュースや医学関連のサイトで情報を得ることができました。
- 心血管疾患
- 高血圧
- 糖尿病
- 慢性呼吸器疾患
- がん
その他、新型コロナウイルスが肺炎を起こすことから、肺に関する慢性疾患を持っている場合にもリスクが高いとあります。
PFAPA:周期性発熱症候群がハイリスク要因のどれかに該当するのか調べていたのですが、全然情報が出てこない。
そりゃ当然かと思う部分もあります。医療従事者ではないPFAPAの子を持つ1人のサラリーマンの私の想定なので正しいとは限らないけど、以下の3つが主たる要因ではないかと考えた。
- 新型コロナウイルスについては、目の前の緊急対応が追いつかない中でアウトプットする余裕がまだないこと
- 「新型」と名がつくだけあってデータがまだないか公表するには不足している
- 難病はそもそも原因や解決策が明確にわかっていないケースがあるため関連性の立証や再現性の確認は容易ではない
それなら、PFAPAの次女は普通程度のリスクとして過ごしていて良いのでしょうか。
免疫抑制作用のあるプレドニンを飲んでいること
PFAPA:周期性発熱症候群には残念ながら治療薬はまだ見つかっていません。うちの次女の場合はタガメット(シメチジン)という胃薬を服用しています。これはPFAPAの60%の患者に効果があると言われている薬です。
タガメットを飲んでいても、1ヶ月に1度以上の頻度で熱を出すこともあるのでPFAPAに効いているということは言い切れないものの、信じて飲み続けています。
タガメットを飲んでいても熱は出ます。実際に周期性の発熱が始まると、39度~42度弱の超高熱期間に突入してしまいます。
体温計の数値を見るたびに背筋が凍るような恐ろしい感覚になり、救急車含めて、いつでも対応できるように準備しつつ付きそうことになります。
そんなPFAPAの症状を押さえてくれる薬として有名なのがプレドニン。ステロイド剤です。これを飲むと、魔法か!と思うほどの効果を発揮します。
次女の場合は2~3時間ほどの時間で、41度以上あった熱が、一気に36度台へと下がります。
このステロイド剤も飲むか飲まないか、毎回悩むところではありますが手元には持っておいて、都度、次女の様子を見ながらどうするか決めています。
少し前置きが長くなりましたが、PFAPA患者とその親の心を支えてくれるプレドニンの力を借りている場合には新型コロナウイルス(を含め、その他の病気も同様)に注意が必要ではと考えています。
なぜかというと、プレドニンには免疫抑制効果があるからです。
新型コロナウイルスと基礎疾患の関連性を調べる中で、がん患者(元・がん患者含む)がハイリスクという情報を得たのですが、がん患者が入りリスクグループとされた理由の1つに抗がん剤によって免疫力が下がっているという記載がありました。
ここで、プレドニンも免疫が下がるぞ、と気づきました。
まとめ
免疫が下がっている場合には肺炎を起こしやすいということから、新型コロナウイルス自体にかかりやすいことと、その後の戦いが厳しいものになるということが推測できます。
リウマチなどと比べるとステロイド剤を飲む量は多くはありませんが、PFAPAは小さな子がなることが多く、身体が小さいため、少量であっても気をつけておいたほうが良いのではという思考に至りました。
前述の通り、私自身は医療従事者ではありませんが、データがまだ無いし、わからないからこそ自ら考え、打てる手は打っていきたいと思います。
PFAPA患者の方で、最近プレドニンの力を借りた方や、今後プレドニンを服用することになった方はしばらくの間、いつもよりも更に外出を自粛して免疫を高める過ごし方をすることでリスクを下げられるのではないでしょうか。
最後に、少しでもPFAPA:周期性発熱症候群について情報が欲しい方向けに書籍のご紹介です。次女がPFAPAと発覚した時に読み漁り、手にした1冊です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
では、また次の記事で。
参照:http://autoinflammatory-family.org/
参照:https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/drug_therapy/anticancer_agents/data/prednisolone02.html