タカラトミーから発売されているボトルマン。
電機屋やおもちゃ屋では売り切れ続出、インターネット上ではメーカー希望小売価格を上回る価格で販売されているほど大人気を誇るキャップ革命 ボトルマン。
家にある、飲み終えて捨てる状態になったペットボトルが子供のおもちゃになるエコなおもちゃです。
大人にとっては懐かしいアナログな遊びが魅力的で、ニンテンドースイッチなどのデジタル機器で遊ぶよりは良いか、と買ってあげたくなりますね。
しかし、買って早々、軸が折れてキャップが飛ばなくなるという破損事件が起きてしまいました。なんとか修理することができたので、方法を紹介します。
- 腕がグラグラし、キャップの飛ぶ勢いが落ちたら軸が折れていた
- まずは軸が折れた状況を現場検証
- 軸は接着するのではなく新設する方針で修理するのがベスト
- 再び組み立てればボトルマン軸折れ修理が完了
- あわせてよみたい(修理シリーズ)
腕がグラグラし、キャップの飛ぶ勢いが落ちたら軸が折れていた
子供から、「手がグラグラしてキャップが飛ばなくなった。折れたかもしれない。」という報告がありました。
なんでだろうな~?と一緒に眺めていましたがわかりません。パーツを順番に外していくと・・・なんと腕をはめている軸が内部でポキリと折れた状態でした。
※写真は1度、接着剤で修理を試みてダメだった状態
本体のメーカー希望小売価格が880円という高額ではない設定だからといって、購入して数日で軸が折れたのはさすがにショックです。辛い。
そこで、修理をすることにしました。
まずは軸が折れた状況を現場検証
腕を固定する軸はここにあったんだなと確認。ポッキリと折れています。
横からも確認。
グレーの軸がこう、くっついていたのが折れたんだなと確認できました。
今回の修理をする前に、折れた軸をプラリペアという強力な接着剤を使って直して見ましたが強度が足りず再び折れたと修理依頼が持ち込まれてしまいました。
軸は接着するのではなく新設する方針で修理するのがベスト
軸を接着するのは難しいことが判明しているため、素直に諦めて新たな軸を作る方向で修理作業を開始。
この作業に必要なのはハンドドリル(手動のドリル。ピンバイスとも言います)です。
一通り検索して品質や価格帯を調査し、こちらの製品がコスパが良く、サイズも一式そろっていて長く使えるものだと確認ができたため購入。
ハンドドリルを持っていない方は、実績ありのこちらをおすすめです。
DIYに慣れていて緻密な動きに自信がある方は電動ドリルでもOKです。
まずは腕を通す穴のサイズに合うドリルを見つけます。
後ほど出てきますが、新しい軸はマスキングテープで太さを調節するので、大きすぎる穴は開ける必要がありません。
心配な場合はまず、細めのドリルでスタートしていきます。後からでも穴を太くすることは可能です。
ドリルを選んだら、軸があった場所にドリルをあてて、ゆっくり少しずつ回して穴を掘っていきます。
力を入れすぎるとドリルが滑ってしまうので慎重に作業を行ってください。
穴が空いたら、その部分に新しい軸としてつまようじを使います。
つまようじの長さは、穴の深さ+上からかぶせる本体+ちょっと余裕をもたせたぐらいの長さにハサミで切っておいて、後で調節します。
あえて金属など強度の高いものにしないことをおすすめします。軸の強度が強すぎると、キャップを発射するときに腕を強く押さえた際にボトルマン本体側が割れてしまうためです。
切り出したつまようじに、マスキングテープを巻いてドリルであけた穴にちょうどよい太さにします。
穴に対して軸が細すぎると腕がグラグラしてしまい、軸が折れやすかったり、キャップを飛ぶ勢いが弱くなるので丁寧に巻きます。
この段階で、上から本体をかぶせてみて長さを最終調整します。
再び組み立てればボトルマン軸折れ修理が完了
新しい軸が完成したら、再び手順書に従って組み立てていけば折れた軸の修理は完了です。
ボトルマン コーラマル、ここに見参。
折れた軸の修理が完了した後、キャップを飛ばしてみると勢いよくとびました。
子供も喜んでくれます。
そして、この修理方法であれば再び軸が折れた場合でも、つまようじとマスキングテープがあれば5分で修理ができるので安心です。
ガンガン遊んでもらいましょう。
あわせてよみたい(修理シリーズ)
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。