1993年に登場して以来、ベストセラーバイクであるMonster:モンスターに改良を重ね続けているDucati:ドゥカティ。
モンスターが作ったと言っても過言でない、このストリートファイタースタイルの市場での絶大なる人気と販売台数によって、ドゥカティは蘇ったとバイク関係者の中では言われているぐらいです。
見る人が見れば分かるのですが、このストリートファイタースタイルは実は開発コストが比較的低く、ドゥカティとしては利益率が高いという背景があります。
ドゥカティとしては改良に改良を重ね、ファンをいつまでも魅了し続けるバイクにしたいという位置づけ。そんなモンスターに斬新な新デザイン案?が浮上しました。
モンスターのデザインが、まるで野獣に進化
モンスターは、イタリアのBologna:ボローニャで最もスタイリッシュなバイクだと言われているにも関わらず、現地イタリアのデザイナー達はモンスターのデザインにはまだ改善の余地があると言っているそうです。
遂に立ち上がり、行動したのはイタリアのデザイナーのPaolo Tesio(以下、テシオ氏)。
ドゥカティで最も売れているバイクであるモンスターのデザインを一新し、新のモンスターに仕上げたと豪語しているのがこちらです!
複数パターンのコンセプトモデルが流出
テックス・デザインズ社によると、テシオ氏はフランケンシュタインの実験のために、ドゥカティの最も象徴的なパーツをいくつか残した。排気経路を変更することで、テシオ氏はストリートファイターのシャーシを分解し、トラスフレームを前面に移動する設計を提案しています。
モンスターの片側スイングアーム、Lツインエンジン、そしてプレミアムサスペンションがこの移動を可能にしているが、これらの要素を除けば、コンセプトの残りの部分はテシオ氏というマッドサイエンティストの妄想力によるものだと言われています。
目を引く最初のデザイン変更は、フロント・ヘッドライト/ラジエーター/フェンダー・ユニットがフロント・エンドからぶら下がっていることです。
ラジエーターのチューブの通り道はモンスターの旋回半径を小さくすることにとってはマイナスの材料になるかもしれないと言われています。
また、ラジエーターをフォークチューブに装着することによる重量の増加は、ステアリング操作を重く感じさせてしまうかもしれません。
Erik Buell氏の著書からヒントを得たような、前輪の6ポットキャリパーに対応した2枚ディスク式外周ブレーキシステムを搭載していることも見受けられます。
ローターのギザギザのカットアウトは、脱粒速度の実用性を加えながら、コンセプトの野獣的な印象を創り出しています。
後方では、モンスターは野蛮とも言える攻撃的な外観を獲得し、クリップオンはライディングポジションをさらにアグレッシブなものにするでしょう。
S2Braidaのコンセプトはモンスターのパフォーマンスを向上させるものではないかもしれませんが、テシオ氏のデザインによるモンスターの進化は非常に大きな一歩であると評価されています。
タンクの筋肉質のラインからフロントエンドのメスのような形状まで、Tex Designsはモンスターを野獣のようなイメージに仕上げています。
いやぁ、確かにモンスターという名前にしては誰にでも馴染みやすいシンプルかつスタイリッシュなデザインに仕上がっているバイクですが、ここまで変化すると別バイクですね。
名は体を表すと言いますが、まさにモンスター。まさに野獣!
私にはなぜか、アニメ「ベルセルク」のガッツが身につけている狂戦士の甲冑に見えるのですが、皆さまはいかがでしょうか。
SUZUKIさん、ハヤブサも是非こういうアグレッシブなデザインモデルを検討していただけると嬉しいな。デザイナーさんが過去に作ったであろうデザイン案があれば見てみたいものです。
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では、また次の記事で。
参照:https://www.rideapart.com/articles/403357/s2-braida-ducati-monster-tex-designs/