ヤマハは2020年11月に突然、YZF-R6を生産終了しました。
現在はレースベース車両のみが残っており、2020年モデルが最終モデルとなってしまいました。
その背景には、市場のニーズとしてMT-07のようなネイキッドバイクやアドベンチャーバイクの人気が高まっていることがあります。
企業はボランティアではありませんので仕方ありませんが、世界的に有名なスーパースポーツであるR6が生産終了となってしまいました・・・。
が、ここにきてYZF-R7という懐かしい名前が聞こえてきました。
- あの、ヨーロッパで発売されたYZF-R7?
- アプリリアRS 660の高い前評判がヤマハにYZF-R7を決意させたか
- MT-07のポテンシャルをスポーツ走行性能に全振りする試み
- 詳細スペック、発売日、価格
- あわせてよみたい
あの、ヨーロッパで発売されたYZF-R7?
どうやら、MT-07と並んでYZF-R7が発売されるのではという話が業界の中に飛び込んできました。
R7と言えば1999年にドイツ・フランスで発売されたモデルです。日本国内でも8耐(鈴鹿8時間耐久ロードレース)にも出場していました。
そのR7の名前が飛び込んできました。
当初、R6の生産終了の話の中にもR7の名前はでていましたが確証はありませんでした。
R6の生産終了から4ヶ月ほどしか経過していないにも関わらずR7の名前が出てきたのにはどうやら理由があるようです。
アプリリアRS 660の高い前評判がヤマハにYZF-R7を決意させたか
アプリリアのRS 660が市場で高い評判を得ている状態であることから、ヤマハも指をくわえて黙ってみていられる状況ではなくなったのでしょう。
R6不在で穴の空いたスーパースポーツのミドルクラスにバイクを投入しなければならないと判断したのかもしれません。
現行ではMT-07があり、CP2エンジンの成功と汎用性の高さから人気のモデルではありますが、スーパースポーツという観点で考えるとピーク時の74馬力のパワーを見ても、アプリリアのRS660のライバルとしてはパンチが弱いと言わざるを得ない状況です。
が、どうやらMT-07に手を入れるという話で進んでいるようです。
MT-07のポテンシャルをスポーツ走行性能に全振りする試み
MT-07をベースに、ミドルクラスのスーパースポーツとして出せるよう、持ちうるポテンシャル(潜在能力)をスポーツ走行に全振りすることを試みているようです。
もちろん、手を入れるのはエンジンだけでは終わりません。
シャーシ、サスペンション、エルゴノミクスの調整まで可能な範囲は思いっきりスポーツ走行に振ってみてどうなるか、という状態が想像されます。
また、R7は後発かつMT-07をベースに検討されていることから、RS660とは異なって価格の安さも重要な要素となります。
幸いにもエンジンはユーロ5の承認を得ているため、最も大変だと言われる開発工程の1つである排ガス規制クリアは大きなハードルにはならない状況です。
詳細スペック、発売日、価格
まだ現時点では詳細やスペックについては推測するしかありませんが、ヤマハは2021年秋の発売に向けて、春までにYZF-R7を発表する予定だと言われています。
もしかしたら、数ヶ月後には270度クランクシャフトの軽快なエキゾーストノートが聞けるかもしれません。
非常に楽しみですね。続報が入れば記事でお届けします。
あわせてよみたい
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。
参照:https://www.rideapart.com/news/488758/yamaha-mt-07-engine-r7-supersport/