Windows11 Homeではグループポリシーエディター(GPEDIT.MSC)が初期では使えるようになっていなくて困ることがあります。
細かな設定や検証を行う際に、グループポリシーエディターが使えないのは不便なので、この記事ではグループポリシーエディターが使えるようにする設定をご紹介します。
マイクロソフトが初期で使えないように設定している機能になるため、自己責任で操作を行います。
重要:システムの復元ポイントを作成しておく
この手の操作をする際には必ず復元ポイントを作成しておきます。
何かが起きたときに、技術的な調査や検証を行わずにサクッと復元できることを望む場合は、イメージバックアップソフトでバックアップをしておくことをおすすめします。
ではまず、復元ポイントの作成を実施します。
作成をクリックします。
説明の欄には、グループポリシーエディター利用可能にする前、などのようにわかりやすい説明を記載し、作成をクリックします。
作成自体は自動で行われます。
PCのスペックによって時間がかかる場合がありますが、処理が完了するまではじっと待ちます。
「復元ポイントは正常に作成されました。」と表示されれば完了です。
グループポリシーエディターを有効化するコマンドプログラムを準備する
メモ帳を起動します。
次の内容をメモ帳にコピー(Ctrl + C)して、貼り付け(Ctrl + V) ます。
コマンドの内容は次のとおりです。
--------------
@echo off
pushd "%~dp0"
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package~3*.mum >List.txt
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientTools-Package~3*.mum >>List.txt
for /f %%i in ('findstr /i . List.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
pause
--------------
メモ帳で、ファイル→名前をつけて保存をクリックし、gpedit.batという名称で保存します。
#gpeditの部分は違う名前にしても問題ありません。
保存したgpedit.batを右クリックして、管理者として実行します。
実行するとコマンドプロンプトの黒い画面が表示されて、処理が行われていきます。
この画面では「操作が正常に完了しました。続行するにはなにかキーを押してください。。。」と表示されるまでは何も操作せずに待ちます。
これでグループポリシーエディタがWindows11 homeで使えるようになりました。
Windowsキー+Rを押して、ファイル名を指定して実行を起動し、gpedit.mscと入力してOKをクリックします。
これで無事、グループポリシーエディターを起動することができるようになりました。
Windows10 homeでも同様の操作を行うことでグループポリシーエディタを起動できるようになります。
今回のような操作や、「リモートデスクトップ」「BitLockerによるデバイスの暗号化」「会社や学校のドメインや Active Directory(AD)への接続」などを行うには、本来はhome editionではなくprofessional editionを使う必要があります。
DSP版を選ぶことで安く購入できるので、価格の把握をして検討しましょう。
無料記事:Windows活用のノウハウ
今回の記事はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。