- 長女が1時間40分通学にかかる私立小学校に入学
- そもそもなんで私立にしたの?
- 遠方へ通学する子供の親は早寝早起きの超朝型
- 早朝出発の生活で習得したのは朝活スキル
- 早朝の見送りで子供とのつながりは強くなり、自身も朝活スキルが取得できる
- いつまで見送りを続けるかが悩み
- 予期せず見送りサポートが終了
- まとめ
長女が1時間40分通学にかかる私立小学校に入学
長女が遠方の私立小学校に通うことになって1年が経過した。
思い返せば、最終的に本人が行きたいと言ったらね、という条件付きで小学校受験の準備をし始めたのは長女が年中組(5歳)の夏頃のことだった。
小学校受験の準備と言っても、中学受験や高校・大学受験と大きくは変わらない。
小学校受験においても参考書・問題集・過去問などをするということは共通で、学校の出題傾向に合わせて対策をしていくのは変わらない。
小学校受験は、幼稚園児がする勉強なので、難しい公式や理論を使って解くというものではない。
パズルやクイズのようなもののルールや、考え方などのプロセスを知って使えるようになろうね、というようなもの。
大人から見ると入試もしくは受験という言葉にはあまり結びつかないような線を引いたりサイコロを頭の中でころがした結果の絵を書いたり、そういうもの。
最初は知人からいただいた、こぐま社という会社の教材をその教材を夕食の前後に遊びの延長としてやっていました。
その後、10月ごろから奨学社(しょうがく社)という大阪市内にある塾へ1年ほど通って入試を受け、合格となりました。
家から1時間40分ほどかけて小学校に通いはじめて1年が経過しました。
そもそもなんで私立にしたの?
なんで私立にしたの?と本当に頻繁に聞かれます。
私自身は公立小学校を卒業しているため公立の小学校に対してのマイナスな考え方は持っていません。
別にどうしても私立が良かったわけではないのですが1つ挙げるならば、やりたいと思うこと、なりたいと思う将来像を子ども自身が思い描いた時に、その将来像を実現することが可能な知性・感性を育める環境が望ましいとは考えていました。
私立小学校がそんな環境なのかどうかわからなかったので、受験すると決める前に次のことをして検討を進めました。
- オープンキャンパスに家族で参加(ちょっと遊び)
- 先生に個別面談してもらい教育方針や注力していることを確認(ちょっと強引)
- 家の近くから通う生徒さんに学校生活の様子をヒアリング(ちょっと不安)
- 学校まで朝の時間に実際に通ってみるシミュレーション(ちょっと休みたいだけ)
- 学校説明会に参加
- オープンキャンパスに参加
気付いたかもしれませんが、オープンキャンパスは複数回開催されており、内容は変わらないのに参加しています。(学校説明会も)
最初の1回めで気付いたのですがイベント終了後にアンケートがあり名前を書きます。
そこにはっきりと選考に使いますと書かれていたのでした。
更にアナウンスでも選考に使うので名前は必ず書いてください、と。
早くも競争は始まっています。
学校としても受験前から、その家庭がどれだけ本気なのかを推し量っています。
そういうことに気付いたためイベントには基本的に参加スタイル。
なかなかに大変だった。
もとい、公立の小学校でも良いとは考えたものの意識的に知性・感性や思いやりの心などを育てることに注力して取り組んでおり対外的にアピール出来るほどの学校であれば更に良いなとも思った。
また、同級生や上級生・下級生が当たり前に振る舞うレベルが高いことも望んでいた。
当たり前のレベルが高い環境で過ごす密度の高い時間は子供の一生にとって大きな財産になるからです。
そう考えた結果として、家からは遠いもののある私立小学校がベストだと考えて受験することになったのでした。
何度か訪れる中で、本人も学校を気に入って行きたいといっていたのが決め手だった。
ここでは詳しくは書きませんが、当たり前のレベルを顕著に現す特徴的な活動の1つに読書があります。
普段から読書量の多いこと多いこと。
読んだ本はリストに書いて行くのですが1年生の間に1400冊ほど読んでいました。
今となっては当たり前に好んで本を読むし、図書館へも頻繁に行って20冊~30冊ぐらいの本を借ります。(おかげで絶対に車が必要。)
こんな感じで、何事もクラスみんなが一生懸命かつ楽しく取り組んでいます。
しかも、当たり前に。(これを望んでいました。)
本を読むのにハマって、図書館へ借りに行く時間がもったいないからとkindle unlimitedを契約してkindleでガンガン読んでいるクラスメイトがいるとかなんとか。デジタルネイティブ恐るべし。
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遠方へ通学する子供の親は早寝早起きの超朝型
学校は8:20には登校しなければなりません。
遠方なので電車が遅延することや乗り換えで間違えたりトイレに行くことを考えて8:00に到着するタイムスケジュールを練りました。
結果、生活が一変することになった。
以下に詳細を記します。
こども園に通う子供たちとの時間を重視した以前の生活リズム
以前はこども園に登園するまでの朝の時間をなるべく長く子供と一緒に過ごすことに重きをおいていました。
私の所属先がコアタイム無しのスーパーフレックスタイム制をとっているため、制度を活用して10:00出勤を選択。
次のような生活をしていました。
06:30 起床、家事
07:00 子供を遊びながら起こす。順次ご飯or着替え
08:00 子供をこども園に行く準備をし、完成させる
08:20 家事。お皿を食洗器に突っ込んでスタート・掃除機
08:40 家を出る
09:45 フレックス出勤
18:30 フレックス定時(早ければ退勤)
19:45 帰宅。お風呂・着替え・ちょっと遊ぶ→寝かしつけ
21:30 お風呂。明日の準備。(稀にランニング)
22:30 夕食
23:30 フリータイム
00:30 就寝
楽しい朝の演出、安全確保の見送りを重視した生活リズム
08:00に学校へ到着することを考えて、1時間40分かかるので・・・・06:20には家をでなければならないことになります。
まるで弾丸日帰り出張のような生活。
自分自身も辛いけれど、子供をその気持ちに巻き込んではいけないし本人も望んで受験した学校だから、6年間楽しい思い出をたくさん作って欲しい。
なんと言っても、毎日が楽しくあってほしい。
そういったことから、辛い早起きを楽しいものにしようとあの手この手で演出しながら毎日過ごしました。
05:00 起床、出社準備を済ませる
05:30 子供を起こす。長男・次女も起きてしまうことがしばしば。長男・次女が泣いたり、眠くてグズるなどカオスの始まり。
05:35 半分まだ寝てる長女着替えサポートしつつ朝ごはん準
05:45 朝ごはんスタート
06:00 朝ごはん終了、子供の出発準備。
06:15 長女と出発。
07:15 最終乗り換え駅まで見送り業務終了。オフィスへ向かう
07:35 オフィス着。朝活。(多忙の時は勤務開始)
09:00 通常勤務開始
17:30 定時。なるべく帰る。(遅くても19:00には退勤。)
19:00 帰宅。お風呂・着替え・ちょっと遊ぶ→寝かしつけ
20:40 お風呂。明日の準備。(稀にランニング)
21:40 夕食。
23:00 就寝
※帰宅が21:00になるとお風呂→ご飯→寝るとなります。自由時間なし。
早めに眠ったとしても5:00に起きるのはとても辛いものです。
しかし親が辛そうにしていると表情や言葉の端々から子供は気持ちを察知し、気を遣うことになります。
そんな朝は楽しいはずはない。
親も一緒に朝を楽しむことには非常に注意を払って過ごすようにしました。
子供と一緒に朝の時間を楽しめることは遠方の小学校に通わせる親にとって必須ポイントです。
辛くないぐらいに早寝するということは勿論ベストです。
ただ、仕事が忙しかったりすると難しいし体調を崩してしまうと気持ちよく起きれるはずがありません。
いつでも健康でいられることもまた親に求められるのです。
私が夜のランニングをしている理由にはダイエットもありますが、体力をつけたいからです。
体力をつけて常に健康であることで、朝の時間が当たり前に楽しいものになるように1年間心がけてきました。
1番喜んだのは、好きな食べ物・飲み物を用意することでした。我が家ではごろっとグラノーラをひたすらリピート。
大きいイチゴなどの果実を取り出してはヤッターと言って笑って食べていました。重たいのでネット通販がおすすめ。
早朝出発の生活で習得したのは朝活スキル
上記の通り朝、7:35にはオフィスに着いてしまう。
どこかの駅の近隣にあるドトールやサンマルクなどに飛び込んでゆっくりしても良いのだけれど、毎日の見送りのために定期券の区間も延長しているし、コストはなるべく抑えたいのでオフィスに向かっていました。
私の自由時間は9:00までの約80分。
フレックスタイム制度があるので、忙しい時にはすぐに出勤打刻をして業務開始となるケースはあったものの自分の時間を作ることが難しいため、噂に聞いていた朝活(あさかつ)にチャレンジ することにした。
朝活っていわゆる意識高い系なのだろうか、なんて思いながら。
取り組みを初めて早々に朝活はとても良いことだと気づけた。
良いと考える理由は、仕事を終えて疲れた状態になる前の元気な状態でスキルアップの時間が取れること。
業務終了後のカフェ勉のようにテキストを見ながらウトウトしちゃうことがなく、
うまく生活リズムを作って集中すれば濃密で有意義な時間を過ごすことが出来る。
オフィスも静かなので語学学習や資格試験の勉強をするのに最適です。
07:35に出勤できる時間帯なので電車の中も空いていて本を出すスペースもあるし、押されて消耗することもない。
早朝の見送りで子供とのつながりは強くなり、自身も朝活スキルが取得できる
朝活はとても良いです。これは間違いない。
疲労感がなく元気な時に、静かな空間でなにかに取り組めるのは非常に有意義だ。贅沢な時間と言っていい。
なにかにチャレンジしたい方・スキルアップしたい方には是非ともおすすめしたい。
朝活はぜんぜん意識高い系の人だけのものではなかった。
何らかの理由で早い時間に家を出る方には是非、朝活と題して有意義な時間にする取り組みにしてほしい。
私の生活リズムの場合、趣味の時間がほぼないことが課題となった。
自由時間が基本的にオフィスでの80分だけなので、できることが限定されてしまうことも事実です。
PCを会社のネットワークに入れることも不可能なのでテザリングしまくっていたら7GBの通信制限にかかったこともありました。
遠方へ通う子供の見送りをする方は、オフィスやカフェでできる趣味を作ることで解決されるでしょう。
本を読んだり日記・ブログを書くことが趣味なら適しています。
ダウンロードした映画などの動画コンテンツを見るのも良いですね。
AmazonのPrime Videoもダウンロードしておいてkindleで見ることもできます。
試行錯誤の中でこういった気付きを得たのですが、ようやく慣れてきた7月下旬~8月には、夏休み突入。
朝起きなくていいとなると私もリズムが元の生活に一度リセットされたりして大変でした。
9月からはまた早起き生活リズムを取り戻して朝にごろっとグラノーラを食べるリズムで1年間をやりきりました。
付き添いを続けた効果かどうかはわかりませんが子供にとって初めての経験である電車の遅延や乗り換えが間に合わないこと、電車の中での急にトイレに行きたくなるなどの経験を失敗として終わらせないようにサポートしてきました。
おかげで、子供は学校へ行くことについて早起きはちょっと眠いけど、最高に楽しい!と言っていて毎日ゲラゲラ笑いながら学校へ行き、元気に帰ってきています。
なにより私を頼りになるお父さんとして見てくれているのが嬉しく思うし、時間・経験をともにすることで子供との絆も強くなりました。
いつまで見送りを続けるかが悩み
お友達の親御さんは6月7月ごろから次第に見送りの回数が減ってきて夏休み明けには子供1人で通学している子供も決して少なくない状態になった。
しかし、私はそれを選択しませんでした。
上記にも書いたけれど、1時間40分もかけて通っていれば途中で不安に思うこともあるだろうし急にトイレに行っていつもの電車に乗れないこともある。
電車が遅れることもあるし、いつものお友達が乗ってこないこともある。
そういう不安を、わずか7歳の子供に背負わせるのは思い描いていた環境と違う。望んでいた教育環境と違う。
遠方の学校にも関わらず通うことを選んだけれど親としては子供には、学校をひたすら楽しんでほしい。
本人と親が良いと思った学校の環境を、生活を純粋に楽しんでほしい。
それ以外のことで不安を持ってほしくないと思います。
見送りについては純粋に、親が頑張ればなんとかなると考え、朝の通学はいつまででもサポートするよと本人に宣言をして安心してもらい、見送ることにしました。
結果、こんなにも遠いにも関わらず、今朝も少し眠いけれど学校が楽しくてたまらない。
始発で行きたい!(待て!早まるな!!)と言っていました。
見送りは大変でしたが貫いて良かったと感じています。
遠方へ通わせるご両親は是非、親の生活リズムをレベルアップさせて子供とともに成長できるように取り組んでください。
家族の協力と互いの感謝さえあればやれないことはない!
何かを理由に諦めず、どうすればうまくいくのかを考えてチャレンジしてみることのすばらしさを子供の小学校生活サポートの経験から教えてもらいました。
また、早起きは大変なこともありますが睡眠の質を上げることで思っているよりも楽に習慣づけることができます。
質の高い睡眠を取ることについて学び、親子で最高の朝を迎えられるよう努めてください。
「十分な睡眠時間が確保できないとき」「睡眠と体温の関係」「起きているときの目覚めの状態を制御する。」などについて具体的にどうするのかが書かれている次の書籍を一読すると一気にノウハウが得られます。
夫婦で読んで、是非習得してください。
予期せず見送りサポートが終了
4年生になるまでは見送りをしようと心に決めていました。
それ以降でも、本人が望めば小学校最後まで見送りをするつもりで学校を選んでいたので想定していましたが2年生になって見送りをしなくなりました。
実は、同じ駅から通う新1年生の親御さんが私が送っていた最終乗り換え駅まで見送りをするので一緒に行きますよと言ってくれたため今年は甘えることにした。
来年になって、見送りがなくなって、本人たちが望むなら見送り復活させるつもり。
このような決断をしたのには1つ理由がある。
見送りをすることによって、長女との時間をたくさん共有してきましたが長男・次女との時間が大いに削られていました。
朝は夫婦と長女が寝室から出てしまうので気配を察知しているのか長男・次女は起きてしまうし眠くてフニフニとグズっている内に私は出てしまう。
夜は寝る前に1時間会えるかどうかでした。
正直、2人には寂しい思いをさせていたのはわかっていたので、ご厚意に甘えて見送りを終了しました。
今はまた新しい生活リズムにしつつ、夜は予定がなければ3人の子供たちとの関わり合う時間が持てるような時間に出勤したり週に1度程度は自宅テレワークにしています。
終わったら即、階段を降りていけば子供たちの世界。
子供たちの成長に合わせて親もこうやって成長していけるし、自分もまた両親にこのようにサポートしてもらって成長してきたんだなとと知ることとなりました。
まとめ
- 小学校の見送りは親のためにもなる。積極的に見送ろう。
- 見送りすることによって時間が生まれる。趣味やスキルアップの時間を作ろう
- 家がうまく回るためには親の健康は非常に重要。体力をつけよう。
- 子供の気持ちを尊重しよう。(長距離通学は決して楽じゃない)
- 毎朝が楽しくなる演出をしよう!親も早起きを楽しもう!
- 親は長時間労働している場合じゃない。定時内に最大の成果を出して退勤しよう。
では!