Nolan N87Plus(ノーラン エヌエイティセブン プラス)はNolanのフルフェイスツーリングシリーズの最新モデルです。
シェル
Nolan N87plusのシェルはLEXANという素材で製造されており、射出成形という製法で形成されたポリカーボネートの最高級品です!LEXANはその他にも、高級ヘルメットメーカーがバイザーを作るのに使っている素材です。
Nolan N87PlusはECE認証を取得しているため、ポリカーボネートはメーカーがコストを抑えながら適切な保護を提供するのに必要であると判断したということでした。
ポリカーボネートにおける唯一のトレードオフは、保護のレベルを上げるためには、より多くのポリカーボネートが必要になるということでしょうか。
守りを強固にするには、ヘルメットが次第に重くなるという欠点とも言える特徴があるため、強度と重さのバランスの良いところで製造されています。Nolan N87Plusの重さはMサイズで約1570グラムになっており、標準クラスのやや重めというところですね。許容の範囲内です。
もう一つのトレードオフは、ヘルメットが2つのシェルサイズしかないことで、これは全体のサイズ範囲をカバーするヘルメットのサイズが少ないことを意味します。
最近のヘルメットにおいては、シェルのサイズは3つ以上あることが標準的であるため、シェルの数については少ないと言えるでしょう。シェルの数が少ないということは、ヘルメットが大きく、かさばる可能性があることを意味しています。
換気性能
以前のモデルであるNolan N87同程度です。Nolan社のAirBooster Technology(エアブースター テクノロジー)という換気システムが、額の両側の上部通気口に使用されています。
また、呼吸ガードの前からバイザーに空気を送るためのあごの通気口もあり、どちらもバイザーの曇りを防ぐのに役立ちます。ヘルメット内の熱い空気はすべてヘルメットの後ろで排気されるように設計されています。
バイザー
Pinlockが装着されています。
空気をヘルメット内部に積極的に入れたいシーンにおいては、少しだけ開けられるように作られています。最近流行りの、サンバイザーが内蔵されているのも嬉しいですね。
裏地
ライナーに関しては、Nolanはいくつかの変更を行っており、これがこのヘルメットに「プラス」という名称を付けるに至った理由だと思われます。
具体的には、N87Plusでは、Nolanの改良された新しい快適なインナーパッドを採用していることです。頬パッドにも緊急リリースシステムを搭載するようになり、安全性をさらに高めています。
ライナーは取り外し可能で、洗濯できます。メガネをかけている人にもフィットする設計にもなっておりメガネライダーには嬉しいところです。
Nolan N-Com B901L Bluetooth通信デバイス、B901R Bluetooth通信デバイス、B601R Bluetooth通信システム、およびMCS III R Bluetooth通信デバイス用にも用意されています。
価格
Nolan N87Plusの希望小売価格は209ユーロ (約230米ドル) から300ユーロ (一部のデザイン) になっています。
価格面では、AGVのK3-SV、ScorpionのEXO510Air、Shark Skwal 2.2、HJCのi-70と競合すると言えるでしょう。
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では、また次の記事で!