新型モトグッチV850XはモダンなV7として登場する可能性が濃厚という情報が得られました。
Moto Guzzi(以下、モトグッチ。モトグッツィも同じとする)はVシリーズをベースに現代的なスタイリングを施した新しい特別仕様車を準備しています。
どのようなバイクになるのでしょうか。
現在得られている情報を見ていきます。
V850Xでほぼ確定?!モトグッチはV850Xのロゴを商標登録済
V8と思われるバイクが、カモフラージュの柄でテスト走行している姿がスパイショットとして撮影され、V100 Mandello(マンデッロ)とともにEICMAに登場するのではと推測されていました。
しかし、このバイクがMoto Guzzi V850Xという名称に恐らくなるであろうことを確認することができました。
モトグッツィを擁するピアジオ社は、9月23日にイタリア特許商標庁に上のV850Xのロゴを商標登録申請しており、名称の候補が挙がっているのです。
しかも、モトグッチの公式サイトには、V850Xのページが開設され始めていたことがわかりました。
すでにもう削除されているのですが、https://www.motoguzzi.com/it_IT/v850x/ というURLでページが存在していたことが発覚しています。
開いてみると、V100マンデッロの写真が掲載されているだけの不完全なページではあったものの、スペックの記述がありスパイショットから得られる情報が記載されていました。
google検索でキャッシュを確認すると、次のようなページが確かに存在しています。
注:このページは、モトグッチによって削除されています
V850Xのスペック
このスパイショットから、空冷853ccV型2気筒エンジンのV7仕様、ワイヤースポーク・ホイール、現行V7とは異なるテールのボディワーク、アッパーフォークの一部を覆う異形のフロントフェアリングなどを確認することができます。
その他、ヘッドライトは他のモトグッツィモデルと同様、デイタイムランニングライトを備えたシングルLEDだが、ライトの周囲はフォークレッグ用の2つの下降型プロテクターを備えた一体型フェアリングの設計。
エンジンは、V7エンジンと同じくV85 TTから派生した90度Vツイン
V7のエンジン出力は65psのピークを誇りますが、V850Xではアロー製エキゾーストシステムの採用により、66.5psにパワーアップ。
また、モトグッチはA2ライセンス地域向けに低出力バージョンも用意するようです。
計器類は、モトグッチらしい鷲のシルエットの要素を持つ単一の円形と説明されています。
オドメーター、トリップメーター、燃料消費量、気温、平均速度、トラクションコントロールレベル、ギアインジケーターなどが表示されます。
フレームは、ステアリングヘッドが強化されていると説明されていますが、これはモト・グッツィがV7 IIIのフレームを説明するときにも同じように説明されていました。
V850Xは長めスイングアームと、カヤバ製ショックアブソーバーに加え、より大きな断面のリアタイヤを装備しています。
タイヤについては、V850XにはミシュランのAnakee II(アナーキー2)が装着され、オフロードでも対応できるように設定されているようです。
WEBページでは、車重が213kgとされており、これはV7 StoneやV7 Specialより4.5kg程度の軽量化がはかられているようです。
V850Xのデザインはモダンスタイル
V850Xについては、モトグッチ V7の技術的な後継にあたるという説明がされているものの、デザインは「型破り、大胆、革新的」とされており、クラシックなV7スタイルを捨て、カリフォルニアのバイク文化に影響を受けた「モダンで独創的」な外観であると説明されています。
更にこのページでは、V850Xは "トレンドが生まれ、世界を駆け巡る場所 "であるパサデナにあるミゲル・ガルッツィの指揮のもと、ピアジオ・アドバンスト・デザインセンターでデザインされたと、カリフォルニアの地との関連性についても記載されています。
デザインは「フラットトラックとスクランブラーのような異なる世界の融合」と表現し、どちらかだけのカテゴリーに当てはまらないとも主張しているようです。
カラー
V850Xには2つのカラーオプションがあることも確認されています。
- サンシャイン・イエロー
- トワイライト・グレー
発売日・価格
発売日や価格についての情報はまだありませんが、WEBページを作成し、ロゴを申請していることからもV850Xがまもなく正式に公開されることを示唆していると考えて良いでしょう。
続報が入ればまたお届けいたします。
無料記事:バイク情報
最後までおよみいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。