LogicookのマウスやキーボードにはFLOWという、複数のPCを1つのマウスで切り替え操作をすること無く操作できるという非常に便利な機能があります。
Logicool OptionsというソフトをインストールしてFLOW機能を有効化するだけの簡単設定なのですが、うまく有効化が設定できないことがあるため、解決方法を記しておきます。
うまく設定できない時のチェックポイントにしてください。
- FLOWを有効化時、自動的に検出されないとメッセージが出てしまう
- ESETのファイアウォール例外に登録する
- HYPER-Vの仮想スイッチがFLOWの動作に影響している
- HYPER-Vの無効化方法
- HYPER-Vを無効化せず、仮想スイッチをプライベートに設定する
- あわせてよみたい
FLOWを有効化時、自動的に検出されないとメッセージが出てしまう
Logicool OptionsでFLOWを有効化して少し待つと、次のようなメッセージがでて接続ができないことがあります。
「他のコンピュータでLOGICOOL FLOWを有効化してください。Logicool Flowはネットワーク上の他のコンピュータを自動的に検出できませんでした。インターネット接続があり、以下の手順に従ったことを確認してください。
まずは表示されている4点を確認します。
- 最新バージョンのLOGICOOL OPTIONSのダウンロードとインストール
- マウスを他のコンピュータにペアリングする
- コンピュータを同じネットワークに接続する(有線LANでも無線LAN:WifiでもOKです。解決するまではシンプルな構成の方が良いので、どちらかに限定します)
- すべてのコンピュータでLOGICOOL FLOWを有効化する
これらが確認できた状態でもFLOWが有効化できない、接続できないという場合には次の内容を確認していきます。
ESETのファイアウォール例外に登録する
※ESETを使っていない場合は不要
Logicool Optionsの動作をESETが邪魔している場合があります。下記の設定を行い、ESETによる制御対象外設定を行います。
- ESETの画面を開いた状態で、キーボードのF5キーを押下
- 画面左側の[パーソナルファイアウォール]をクリック
- 画面右側の[基本]をクリックし、[ルール]の右側に[編集]をクリック
- [追加]ボタンをクリック
- ルール作成画面が開いたら[一般]タブを開き、以下の内容で設定
名前 : 任意名前(logicoolOptions例外設定、などでOK)
方向 : 双方向
アクション : 許可
6.[ローカル]タブを開き、アプリケーションの[…]をクリック
7.LogicoolOptionsを選択し、[開く]をクリック
Cドライブの場合は「C:\Program Files\Logicool\LogiOptions\LogiOptions.exe
8.[OK]ボタンをクリック
9.他の設定画面はすべて[OK]をクリックして閉じる。
これでESETがLogicool Optionsの動きを邪魔することはなくなったので、FLOWを有効化して動作を確認します。
ESETを使っていない場合、もしくはまだ正しく動かない場合は次の設定を行います。
HYPER-Vの仮想スイッチがFLOWの動作に影響している
HYPER-Vという、Windows上で動作する仮想マシンを構築する機能が有効化されている場合、HYPER-Vで設定している仮想スイッチがFLOWの動作に影響を及ぼします。
HYPER-Vを使っているかどうかを確認します。
まず、コントロールパネルを開き、プログラムと機能をクリックします。
次に、Windowsの機能の有効化または無効化をクリックします。
この部分で、HYPER-Vにチェックが入っていれば、HYPER-Vが有効化になっている状態です。
FLOWを使うに当たっては、HYPER-Vを無効化することが必要になります。
どうしてもHYPER-Vを無効化できない場合は、下記の仮想スイッチの設定を実施してみてください。
HYPER-Vの無効化方法
上の画像のHyper-Vのチェックを外して、OKをクリックするだけです。
その後、Windowsを再起動して、FLOWを有効化すれば接続できます。
HYPER-Vを無効化せず、仮想スイッチをプライベートに設定する
仮想スイッチの設定を外部ではなく、プライベートに設定することでFLOWが動作する場合があります。
ただし、この場合はインターネット接続に影響がでてしまうのでおすすめはできません。
会社のPCなど、仕事でHYPER-Vがどうしても必要な場合、FLOWの有効化は使えないということで諦めることになります。
残念な結末ではありますが、調査に時間を使いすぎるよりはスパッと諦めて、違う構成でFLOWを活用することを検討しましょう。
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マウスだけでなく、キーボードでもFLOW対応製品があるのをご存知でした?
あわせてよみたい
最後までおよみいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。