子供が生まれた記念、誕生記念樹としてベランダのガーデニングの仲間にレモンがやってきました。
赤ちゃんの身長よりも低い、20cmほどの小さな苗が鉢の中で一生懸命大きく育ってくれています。
ベランダに出る戸を開けるとレモンの香りがするのが私の家の自慢です。
ベランダで素人でも簡単に育てられるレモン
レモンと言えば八百屋やスーパーで買ってくるのが当たり前の感覚だったので、ベランダで育てられるか心配に思いますよね。
答えは簡単に育てられる、です。
真夏の暑い時期にしっかり肥料と水をあげることと真冬の寒い時期に対策をしてあげる以外は何も難しいことはありません。
特に、春になって気温が上がってくると白くてかわいいレモンの花がベランダを賑わせてくれます。
レモンの花は見た目だけでなく、ベランダ中を甘い香りで包んでくれます。
家からベランダに一歩出た途端、甘い香りがするのでとても幸せな気持ちにしてくれます。
鼻の咲かない時期も、実は葉もレモンの良い香りがします。
葉なのにレモンの香りがします。不思議。
レモンは、春から夏ごろの季節には樹勢と言って、葉の生い茂る勢いがとても強いため葉が密集しすぎて風通しが悪くなるので適度に間引いていきます。
その時にとっても良いレモンの香りがふわぁっとします。
実がなる前からレモンを期待させてくれるかわいい記念樹。
花は、昆虫や蜂が来て受粉を助けてくれます。
気がつくと受粉してぷくっとかわいい柱頭がちらほら。
冬に向けてレモンが成り、色んな料理やお酒に入れることができるのでとても良いのです。
一年中楽しむことができるのでおすすめです。
レモンを育てるのに必要な5つのもの
レモンを育て始めるにはあまり多くを必要としません。
次の5つさえあれば育て始めることができます。
- 苗
- 鉢(6号~10号程度のものでOK。6号=直径18cm、10号=直径30cm)
- 用土(ホームセンターで花&野菜の土みたいなのを買えばOK)
- 底石
- ジョーロ
鉢の底2割ほどに底石を入れて、その上に用土を入れたら苗をセットして鉢の縁から3cmほどのところをめどに用土を足してジョーロで水遣りするだけで準備OK!
もちろん、初めてで不安な方は上記が揃っているものをインターネットでポチッとすれば安心してスタートすることができます。
接ぎ木の苗だと木・根っこが強いので枯れにくく初心者におすすめです。
春になると花が咲き、めしべを数える楽しみができる
毎年、春になると咲く花の数、めしべの数を指折り数えることで冬の収穫量見込みがたつのでドキドキしながら花の観察をします。
たくさんのめしべがぷっくりと存在感をアピールしてくれています。
このぷっくりしためしべと、その先端は柱頭。
小学校の理科で習った、あの柱頭です。
めしべの下に存在する柱頭を指さして子供に教えてあげる。
一緒に数を数えるうちに、子供の理科の学習にもつながります。
そういう意味でもレモンは誕生記念樹に適しています。
柑橘系は、はらぺこアオムシとの戦いがある
花が咲いたからといって喜んでいるだけでは
酸っぱい実に出会うことはできない。
春から秋になるまでの時期はアゲハチョウがやってきます。
おや葉っぱの上に~♪小さなたまご~♪
小さなたまごがたくさん産みつけられます。
そして生まれてきたアオムシという、レモンにとっては
成長するための敵と毎日戦いながら夏を乗り切ることが必要です。
アオムシは、しっかり見ておかないと3日~1週間で
緑の歯がバリバリと食べられてしまい、悲しいことになってしまう。
ここも、単に害虫としてやっつけるのではなくて
はらぺこあおむしを読みながら実物との違いを見せたり、アオムシを虫かごなどに隔離してレモンの葉を少しずつ餌にあげながら育ててみることもまた学習になる。
レモンを育てながら、あおむしが大きくなり、さなぎになり、そしてアゲハチョウになる過程も一緒に学んじゃいましょう。
観察日記・絵日記の材料としても最適。
学校の宿題までできてしまうレモンのガーデニングは素晴らしい。
親子で一緒に英語を学び、一緒に成長できれば最高だ。
学ぶことは当たり前。そういう環境作りにもなると思います。
美味しく食べるためには苦労があることを学べる
レモンは花が落ちる時に花びらが散ります。
たくさんの花が散るので、こまめに掃除をしなければならないです。
レモンを育てる中で、レモンという果実1つを口にするのに実は裏にある苦労を一緒に経験することで、大変さとありがたさを体験することができます。
冬から春の季節に酸っぱいレモンをたくさん収穫したければ真冬の防寒対策もポイントです。
プランターの周りにプチプチを2重に巻きつけることと、土の表面に敷き藁するだけのカンタンな対応だけれど根っこが冷えないように防寒対策が必要です。
特に、最低気温が5度を下回る前には対策必須。
最近は冬の気温が高い年も多いのであまりやらなくても良くなってきたように思います。
冬場は毎日、早く春になれ~と祈りながら、より長い時間、陽のあたる場所へ
プランターを移動させることも行いましょう。
ちなみに、買ってきたレモンの種を植えて育てることもできます。
スーパーで買ってきたレモンの種を植えてもちゃんと木に育ちます。
パスコーの家では、収穫したレモンを食べた後に種を植えたらしっかりと発芽して育てられることができました。
実がなったら、はちみつレモンを作ろう
革をピーラーで削ってみることにした。
子供たちが朝起きた時に飲むのがメインなので、渋みを控えめにしたいという狙い。
ピーラーで皮を向いたら、レモン
ティーで使うことを想定してやや厚めにスライスしていきます。
手を加える必要はなく簡単です。
スライスしたレモンの果汁をなるべく失わないよう素早く瓶の中へ入れていくだけです。
そして、瓶の6割ぐらいのところまで、贅沢にはちみつをかけていきます。
子供と一緒に作ることで特別な飲み物になります。
美味しいはちみつレモンをいただくために、ちょっと豪華なはちみつを購入して、全部使うつもりで思い切って投入するのがポイントです。
素材が新鮮で美味しいからこそ出来上がりの味が最高になりますよ。
もういちど。
ポイントは、とにかく豪快にはちみつを投入していくこと!
はちみつ投入完了すれば、あとは待つのみ。
たったこれだけ。後は果汁がでるのを待つだけ。
定期的に瓶を傾けたりひっくり返したりして全てのレモンがはちみつに浸かって果汁が出るようにします。
大人は、はちみつレモンソーダがおすすめ
大人は、炭酸の強いソーダで割ってはちみつレモンソーダにするととっても美味しい。
自宅のベランダで収穫できたレモンを使ったレモンソーダなんて贅沢の極みだ。
これまでの苦労が報われる瞬間でもあるので最高のひととき。
レモンの香りをかぎながらソーダの爽快さを楽しめる。
はちみつレモンを堪能したら、余った部分でレモンティー
作ったあとは、ほっと一息レモンティーをいただける。
家族で楽しめるはちみつレモンは最高だ。
レモンは冬場に収穫できるので、ホットはちみつレモンを水筒に入れて家を出るのが日課。
毎日の仕事が楽しくなるので大人にとっても良い。
翌朝にはすぐ飲めるんだけれど、楽しみにする工程も美味しさが増す秘訣。
一年中楽しめるのでレモンを育ててみましょう。
7年目の収穫実績。
いよいよ年齢よりもたくさん収穫できるようになってきた。
子供から何個あるのかと聞かれたのでカウントしてみることにした。
結果は・・・34個。
7年目にもなると収穫量はグッと増えてきます。
我が家では近々、レモンケーキを作ってくれるそうです。
これは毎年、私へのご褒美。
レモンは、未就学児の子供でもわかりやすい果実ですし、いろんな体験をさせてくれます。
花は甘い香りもするし、葉をつまめば柑橘系のさわやかな香りもする。
純粋にガーデニングとしてもレモンはおすすめです。
ガーデニング初心者の方は2年生ぐらいの苗だと育てやすいと思います。
そして、レモンを育てるならこの1冊がバイブルになります。
これさえあれば迷うことなく酸っぱいレモンに出会えるのでガイドブックとしてそばに置いて読みながらやってみると気になることはすべて書かれています。
是非すっぱいレモンを手にしてくださいね。
では!