2020年初め、欧州経済委員会(ECE)は、バイク用ヘルメット認証プロセスをアップグレードすることを発表した。
ヘルメットの安全性に関する欧州規格として20年以上の歴史を持つECE 22.05は、2021年に新しいECE 22.06規格に置き換わることになった。
新しい認証試験には、当サイトでも重要視しているSHARPテストで実施しているような、さまざまな角度からの衝撃力のほか、収納式チンピースやサンバイザーなどの機能に特化した試験が含まれています。
さすが日本を代表するアライ。ECE22.06対応ヘルメットを発表!
ヘルメットメーカーは2020年6月から製品のECE22.06認証を受けることができ、2023年までに適合することが求められています。
アライは、初のECE R22.06対応ヘルメットである2021年モデルのQuanticを発表し、そのスタートを切りました!
Quanticは、長時間の通勤や旅行でも快適に過ごせるように設計されたミッドレンジのフルフェイススポーツツーリング用ヘルメット。
アウターシェルには、Concept-Xなどにも採用されている「PB e-cLc」(Peripherally Belted e-Complex Laminate Construction)と呼ばれる素材を採用しています。
また、欧州の安全基準では要求されていないが、Quantiicを含めてすべてのヘルメットに貫通テストを実施しているという。
操作性、快適性も良し!安全安心の最新ヘルメットだ
吸気口は6つで、そのうち2つは額の "Arai "バッジと一体化している。
顎部の通気口は3つで、入ってくる風量を調節できるようになっており、グローブをしたままでも使いやすい構造になっています。
VASマックスビジョンバイザーはピンロック対応で、F1でかぶっているヘルメットにインスパイアされたラッチシステムを採用しており、ヘルメットとの一体感を高め、指一本でもかんたんに操作できるようになっています。
ヘルメット内部には、バイザーの曇りを防ぐブレスガードや、空気を遮断して防音効果を発揮するチンカーテン、負圧を高めて口元からの空気をより多く取り込むことで、フリーフローシステム(FFS)の排気機能を高めるなどの工夫が施されています。
FCS(フェイスコンターシステム)は、ライダーの顔の形状に合わせてスプリングを装着したパッドを採用。
また、パッドにはエマージェンシーリリースシステムが搭載されており、ライナーと同様に取り外して洗うことができる。
また、スピーカーポケットやネックロールワイヤーポケットをデザインに組み込むことで、通信システムを後付けすることも可能です。
Quanticの価格、発売日
Quanticは2021年に発売される予定となっているが正式な発売日は未定となっています。
価格も現在ではまだ発表されていません。
カラーリングは次の7種類が発表されました。どれがお好みですか?
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最期までおよみいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。
参照:https://www.araihelmet.eu/en/collection/detail/quantic
参照:https://www.rideapart.com/reviews/460497/new-2021-arai-quantic-motorcycle-helmet/