今回はレーシングスペックながら、より公道での使いやすさを考慮したFRP製モデルCorsa Rのレビューをお届けします!
最高グレードのヘルメットを買うのは高くて手が出ない、コストパフォーマンスも良く、でもハイグレードで、かっこ良くて、周りの人とかぶらない、特別なカスタマイズやデカールを貼ったりしなくても自分らしさを求めたい。
そんなあなたの贅沢なリクエストをするあなたに最適なのがこのヘルメットです!
AGVの中でもPista GP RやPista GP RRという超ハイスペックかつ超高額なヘルメットまではコスト的に厳しいものの、サーキット走行やスポーツ走行、そして市街地で安全に走りたいすべてのライダーにおすすめのヘルメットです!
- AGV Corsa R概要
- 安全性能(Sharap Test:シャープ試験)
- SHELL:シェル(帽体・外殻)
- Size、Weight:サイズ、重さ
- Liner:ライナーライナー(衝撃吸収ライナー・緩衝体・スチロール)
- Ventiration:換気性能
- Visor:バイザー・サンバイザー
AGV Corsa R概要
2017年にPista GP R(ピスタ ジーピー アール)と同時に発売されたCorsa R(コルサ アール)は、Corsa(コルサ)の改良版として登場したヘルメットでサーキットトラックやスポーツツーリングでの使用を主な想定として設計されています。
サーキットトラックでの超高速走行時における安定性や安全性能はもちろん、ワインディングでのスポーツツーリング走行、そして市街地におけるストリート走行においても安全安心に走れる防御性能が魅力です。
このCorsa Rは換気性能が高く、ヘルメット内部が快適であるということも多くのインプレッションを見つけることができています。。フルフェイスヘルメットの内部が暑い、蒸れるのが嫌いな方にはばっちりおすすめできます。
Corsa Rの機能概要をこちらでご確認ください!
安全性能(Sharap Test:シャープ試験)
ヘルメットの安全性能テストをしてくれる数々の中で、当サイトで最も信頼できると考えているSharpテストによる5段階評価において、Corsa Rは・・・満点の5つ星を獲得です!(★★★★★)
Corsa Rはその他では、JIS認証を受けていますのでMFJの承認はクリアとなります。つまり国内のレースやサーキット走行はもちろんOKです。
SHELL:シェル(帽体・外殻)
Corsa RのシェルはAGVのSSL(スーパースーパーライト)素材は、カーボン、アラミド(ケブラー)、ファイバーグラスで構成されています。4つのシェルサイズが用意されており、フィット感を調節できるよう内部のオプションパッドを購入すれば交換することが可能になっています。
頭部の形状は、中間の楕円として設計されています。4つのシェルサイズで提供され、より良いフィット感のためにパッドを交換するオプション(追加購入で)が入手可能です。ハイグレードなヘルメットではこういった適切にフィットさせるためのオプションが用意されているのが素晴らしいですね!
Pista GP Rのハイドレーションシステム(ヘルメット内部にホースのようなものが組み込まれており水が飲める仕組み)が気に入っている場合は、オプションとしてCorsa Rに装着することが出来るようになっています。
AGVは正式に自社のプレゼンテーション内で、ほとんどのパーツがPista GP RとCosa Rの2つのモデル間で交換可能であることを説明しています。Pista GP RのスポイラーをコルサRに取り付けることもできます。
Size、Weight:サイズ、重さ
コルサRを手にして最初に気付くのは、ヘルメットはしっかりしているのに、小さくて軽いということです。
Pista GP Rや他のカーボン製のヘルメットほど軽くはないのですが、1.47kgと、組み込まれている機能の豊富さからすると非常に軽く仕上げられています!
ヘルメットの軽さは首や頭の疲労軽減に直接的に影響する重要ポイントなので、これは良いですね!
Liner:ライナーライナー(衝撃吸収ライナー・緩衝体・スチロール)
コルサRの新しい革新はリバーシブルクラウンライナーです。一方は涼しい気候用で、もう一方は暖かい気候用です。この革新的な機能は、ヘルメット全体の快適性を高め、疲労や室内の熱を軽減します。
裏地はマジックテープで調節可能なので、お好みの長さに調節できます。また、さらに調整が必要な場合は、追加のフォームインサート用の小さなポケットが付いています。
Ventiration:換気性能
Corsa RはPista GP Carbonと同等の通気性を持っています。この換気性能の高さはCorsa Rの特徴的な性能でもあります!めちゃくちゃヘルメットの中が快適というレビューが多いです!
この換気性能は、シェル構造で直接作られたチャンネルを持つIVS(IVS Integrated Ventilation System:インテグレーテッド ベンチレーション システム)と呼ばれるシステムにより、より多くの空気をダイレクトに取り込み、ライダーの頭部に効果的に新鮮な空気を供給する統合換気システムを持っています。
チンカーテン(顎の部分の開閉可能なシャッター)が付いていて、ヘルメット内部の空気の流れを調節し、熱を下げることができます。
通気性は他のヘルメットと比べて非常に高く、特に春~秋の暖かい時期に大きな恩恵が受けられることは間違いありません。市街地を長く走る方や暑さを少しでも快適に過ごしたい方におすすめです。ヘルメットないが涼しいことにより疲労と曇りが軽減されます!
前面の5つと背面の2つの通気口は、鼻を涼しく乾いた状態に保つために十分な通気性を提供してくれました。
Visor:バイザー・サンバイザー
ヘルメットに求められる性能として、安全と保護の次に重要なのは視覚です。
高級カメラに安いレンズを付けては意味がないように、良いヘルメットに性能の優れないバイザーを付けても同様に価値は大きくさがってしまいます。バイザーは非常に重要なパーツです。
同時に発売されたPista GP RとCorsa Rのどちらのモデルにも5mmの厚さの光学クラス1バイザーが搭載されており、Pista GP R同等のクリアな視界を保ってくれます。前のモデルと比べて15度の垂直方向の拡大(合計85度)と、比類のない190度の水平方向の視界を実現しています。
この世代の新製品には、ピンロック120防曇インサートがあります。(120という数値は、バイザーが気流なしでフォグになるまでの秒数を示します。)
こんなあなたのワガママな要望を満たしてくれる贅沢なヘルメットですが、2017年モデルがYahoo!ショッピングでは手の届く価格にまで下がってきています!
2018年モデルになるとグッと価格が上がります。さすがプレミアムヘルメットだなという価格!
他にも多数の国内・海外ヘルメットのレビューをしています。ぜひこちらからご覧になってください!
参照:https://roadracerz.com/agv-corsa-r-helmet-review/
参照:https://sharp.dft.gov.uk/helmets/agv-corsa-r/