Teamsの唯一と言っていい改善ポイントは動作が重いことでしょうか。(執筆時点)
投稿やチャットなど、過去のやりとりを確認しようとすると上へ上へとスクロールしていくと、動作が重い。
せめて一画面の情報表示量を多くしてくれれば・・・とみんなが思っているのを汲み取ってか、マイクロソフトはコンパクトモードというシンプルなスタイルを開発してくれました。
設定方法ならびに、どんな画面になるかご紹介します。
チャットのスクロールが重く感じている方の改善方法として、活用していきましょう。
- コンパクトモードはバブル形式から昔のテキストが並ぶ形式に変更できる
- 従来の快適モードとコンパクトモードの画面の表示領域を比較
- 表示できる情報量を行数で比較してみると、約2.1倍
- コンパクトモードと快適モードの切り替え方法
- コンパクトモードで気になること
- 無料記事:Teams活用のノウハウ
コンパクトモードはバブル形式から昔のテキストが並ぶ形式に変更できる
実際にコンパクトモードに設定したところ画面は、このような表示形式になります。
LINEに代表されるような、左右から「コメントの周りにふきだし」が表示されるスタイルから、入力したテキストだけが左側に整列して表示されるスタイルに変更されました。
やりとりをしてみましたが、別段見づらいなどの問題はありません。
マイクロソフトは、コンパクトモードのことを次のように定義しています。
従来の快適モードとコンパクトモードの画面の表示領域を比較
まずは従来のモード(快適モード:恐らくコンフォートモードという名称)です。
次はコンパクトモードです。
比較すると、情報量が一気に増えたことがわかります。
感覚的に、約1.5倍ぐらいの表示量になったでしょうか。
どれぐらい増えたか、検証してみます。
もう少しチャットを継続した後、表示行数から比較を行います。
表示できる情報量を行数で比較してみると、約2.1倍
快適モードでは、10行の表示ができています。
全く同じチャットをコンパクトモードで表示するように切り替えてみます。
なんとコンパクトモードでは、21行の表示ができました。
2.1倍となります。1.5倍どころではありませんでした。
※解像度や、コメントの内容、日付(今日とか昨日という表示)にもよります
2倍以上ともなると作業効率もぐんとあがります。
今後はコンパクトモードが主流になっていく可能性もあります。
コンパクトモードと快適モードの切り替え方法
コンパクトモードへの切り替え方法はかんたんです。
画面右上のアカウント名の左側にある三点リーダー「・・・」から設定を開きます。
一般の中にある、チャットの表示間隔のところで、快適モードとコンパクトモードを切り替えることができます。
コンパクトをクリックして、右上の✕印で閉じるだけです。
これでモードを切り替えることが可能になりました。
かんたんです。
もちろんチャットの表示間隔で「快適」を選べば戻すこともできます。
コンパクトモードで気になること
執筆時点(2022.2.5)では、まだパブリックプレビューという、ベータ版の扱いなので正式リリース時には変更になっているかもしれませんが気になったことを書いておきます。
パブリックプレビューの使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。
投稿時間がひと目で確認できない
コンパクトモードでは、やりとりした時間が常時表示されていません。
Teamsのチャットは、相手と必ずしも同じ時間にやりとりする必要はなく、非同期すなわち自分の都合の良いタイミングで返信することが大きな利点ですが、いつ返信をもらえたのかは確認したいところです。
投稿時刻がパッとひと目で確認できないということです。
実際はそれぞれの行にマウスカーソルをあてると、投稿コメントの右端に時刻が表示されます。
いいね、などのアイコンで表示行数が減る
書いたコメントに対して、相手から「いいね」などのアイコンで意思表示されると、テキストの下にアイコンが表示され、結果的に表示行数が減ってしまいます。
アイコンは「了解です」とか「いいね」「承認します」といったことをかんたんに示す良い機能なので活用されているところが多いのですが、これによって表示行数が減るのは少しもったいないところです。
コメント行の右端あたり、日時の左ぐらいに表示されるようになれば良いなと期待です。
今回はここまでとします。
無料記事:Teams活用のノウハウ