Teamsを活用する際、チャネル内で情報共有するのに使われることの多いWikiですが廃止されることが決まりました。
- Wikiはまもなく廃止され、新規作成できなくなる
- すでに作ったWikiは継続して利用可能
- 利用中のWikiはOneNoteに移行が可能
- 2月中旬から変更が反映
- ちょっとひとこと
- 2023.3.23追記
- 現役エンジニアが書くTeams活用のノウハウ
Wikiはまもなく廃止され、新規作成できなくなる
マイクロソフトがリリースしたメッセージ(MC496248)で、Wikiが廃止になると正式に発表されました。
この変更によって、今後はWikiの代わりにOneNoteが標準のメモ機能として提供されるようになります。
チャネルを作成したら、WikiではなくOneNoteのタブが初期表示として作成されるようになるようなので、特に設定をしたり、使い始めるのに意識する必要はありません。
すでに作ったWikiは継続して利用可能
Wikiが廃止されるというアナウンスではあるものの、消えるわけではありません。
新しく作成することはできなくなりますが既存のWikiは、引き続き利用することができます。
実データがSharePointOnlineに(隠しアイテムとして)格納される仕様になっていることからも、消えてしまうようなことはないと考えられます。
利用中のWikiはOneNoteに移行が可能
編集は引き続き可能であるとは言え、「これまでのWikiはWikiのまま更新、今後作成するものはOneNoteで更新」というのは運用し辛くなってしまいます。
そのため、Wikiについてはエクスポート(取り出し)機能が実装される予定です。
エクスポートしたデータをOneNoteにインポート(取り込み)することで引き続きメモを利用することができます。
OneNoteなら、複数のチャネルで共有することができるようになるので、同じ内容を複数のWikiにコピペするようなことをしている方には朗報です。
2月中旬から変更が反映
2022年8月頃から、Wikiはチャネルを作った際に自動でタブが作られなくなっていましたが、2023年2月より、新規作成できなくなります。
ちょっとひとこと
Wikiはたしかに、標準機能で検索ができなかったり、誰かが編集中の領域は他の人が編集できないといった共同編集機能が弱いところがありましたが、動作が軽いので便利に使っていました。
いざWikiが廃止、今後はOneNoteを使ってねと案内されても、OneNoteもまた少々癖がありますし運用ルールを作らないと探しにくかったりします。
動作も軽いとは言えず・・・ストレージ容量も食います・・・このあたりが改善されることを祈りつつ、使い始めてみたいと考えています。
ちなみに、既存のWikiは検索するワザもあります。
あ、OneNoteが利用できるようになったら、「WikiをエクスポートしてOneNoteに移行してね」という案内メッセージが出るようなので覚えておかなくても大丈夫です。
この動作については、利用できるようになったら動かしてみて記事で案内したいと思います。
今回はここまでとします。
2023.3.23追記
WikiのOneNoteへのエクスポート方法がわかりましたので記事を投稿しました。