G-Shock プロトレック(prw-1500caj)の二次電池交換作業を紹介
タフソーラーをうたう、ソーラーパネルによる太陽光で充電モデルです。
しかも電波時計なので時刻を合わせる必要がないという、めんどくさがりの人が求める最高の組み合わせの腕時計です。
G-SHOCKは衝撃だけでなく水にも強いので、子供と一緒に公園で遊ぶときやキャンプのときなどにガンガン使える相棒として活躍してくれていました。
が、購入して10年経ったからか、日光に当てていないとすぐに電池が切れてしまう現象が発生したのと、時刻合わせができなくなってしまいました。
調べてみたところ、時計の内部の二次電池が切れていることがわかり、電池交換を実施しました。
二次電池交換はかんたんな作業だったので、作業手順をここに記します。
電池交換を検討中の方、ぜひご自身で作業をしてみてください。
※電池をまだ買っていない場合は、こちらで先に手配しておきましょう
ソーラー時計は電池交換不要だったのでは?二次電池って?
ソーラー時計は、電池交換が不要と記載されて店頭で販売しているので、電池交換は不要であると認識していましたが厳密には電池交換が必要でした。
ソーラーパネルで発生させたエネルギーは、内部で二次電池という充電池にためてから時計を動かす仕組みになっているのです。
説明書にも明確に記載されていますが、知らなかった。(読んでないのがバレますね)
二次電池の交換タイミング
二次電池の交換時期は、概ね10~15年と言われているようです。
購入するまでに店内で稼働している時間だったり、夜に使う方はライトを多用するなど使い方にもよるそうです。
早ければ5年程度で切れることもあるようですが、メーカーの回答としては個々の状況によるとしか言えないそうです。
そして、二次電池も電池なので、切れたら交換をする必要が発生します。
メーカーの電池交換費用
カシオのWEBサイトで調べると価格が記載されています。
今回電池交換を実施したプロトレックシリーズのPRW-1500は3300円(3000円+消費税)でした。
その他のPRWシリーズも見てみましたが、記事執筆時点では同じ価格でした。
高くはないけれど電池交換だけと思うと・・・・。
自分で電池交換する
以前、DW-8500の電池交換を行ったことがあるため、G-SHOCKの電池交換はかんたんなものであることを心得ています。今回も自分でやってみることにします。
電池交換を行うには裏蓋を外す必要があります。
私は標準のベルトから交換をしているので、裏蓋を外すのにベルトを外す必要がありました。
裏蓋の4つのネジを精密ドライバーで外していきます。
ネジをなめてしまうと作業ができなくなるので、慎重に行います。
4つのネジを外すことができたら、裏蓋を外すのですが、G-SHOCKの裏蓋を外す時はゆっくりと、そしてナナメや逆さに向けることはしてはいけません。
内部に入っている小さなバネがあるのですが、そのバネが外れやすく紛失しやすいためです。
バネがなくなってしまうとアラームなどのピッという音がでなくなってしまうため、なくさないよう気をつけて作業を行います。
では、裏蓋を外します。
次にゴムの蓋を外していきます。
シールの下に2次電池の存在を確認することができました。
交換用に、予め用意しておくべき電池の型番はCTL1616Fというものです。
調べてみるとFの付かないCTL1616という型番もありますが、同じものです。
こちらから購入すれば、この記事で使った電池を買うことができるので安心して使えます。おすすめしておきますね。
※長く愛用するためにも、ノーブランドのものや、妙に安いものは必ず避けておきます。
次に、マイナスドライバーを差し込んで下からクイッと持ち上げるように力を入れると、電池のカバーが持ち上がります。
カバーがはずれたら、電池の周囲の隙間にドライバーを差し込んで電池を取り出します。
続いて、上下を間違えないようにしながら新しい電池をセットします。
そのまま閉じてしまいたいところですが、電池カバーのシールにも貼ってある通り、G-SHOCKの電池交換を行った後はリセットという作業が必要になります。
ACと書いている部分と、○印の部分を同時にハサミの先で2秒以上触ることでリセットが完了します。
先の非常に細いハサミが必要になるのですが、わざわざ購入する必要はありません。
針1本をピンセットでACボタンにふれるように固定しておきながらハサミを○印に添えながら針と接触させるだけ十分です。
リセットによって時刻も初期表示(12:00:00)に戻りますので、時刻を確認します。
裏返すとバネが落ちるので要注意です。
裏返したり傾けるのではなく、必ず時計をそのまま上に持ち上げて、下から覗き込んで確認を行います。
もし時刻が12:03のように電池を入れたタイミングの時刻になっていたらリセットがうまくできていないのでもう一度針とハサミでリセットを試みてください。
リセットができたら、後は戻していくだけです。
最初に載せられていたカバーをかけます。
ゴムパッキンには、手元にシリコングリスを塗り、溝に沿って形状が合うようにはめこみます。
そして裏蓋を載せて、4つのネジをとめれば完了となります。
閉じてしまうと数年は開けないので、掃除もしておきましょう。
最後はベルトを通して、電池交換自体の作業は完了となります。
あとは、窓の近くなど電波の受信状況の良いところに置いておけば、時刻同期が行われます。
手動で電波を受信したい場合はこちらの説明書を確認して作業を行ってもOKです。
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最後までおよみいただきありがとうございました。
では、また次の記事で。