最近、レトロヘルメットがとにかくアツイですね!
昨日の記事にも書いた通りで、SHOEIのGlamsterやARAIのConcept-X(国内ではラパイドネオ)が2強になる予想ではありますが海外ヘルメットメーカーでもガンガンとかっこいいヘルメットが増えています。
今回レビューをするのは、DMD SeventyFive(ディーエムディー セブンティファイブ)というヘルメットです。名前を聞いたことはありますか?あまり国内では知られていないようなのですが、海外のレトロヘルメット界隈では有名な様子です。
どんなヘルメット化、早速レビュー参りましょう!
- DMD(ディーエムディー)ヘルメット社の概要
- 伝説のヘルメットMoto3の現代版としてSeventyFiveは生まれた
- DMD SeventyFiveの性能
- DMD SeventyFiveレビューまとめ
- Bell Helmets(ベルヘルメット)Moto3が復刻!
DMD(ディーエムディー)ヘルメット社の概要
1954年、レーシングファンのRoy Richter(ロイ・リッチャー)という人が、自動車レースをより安全にするためにヘルメットの設計を始めたのがきっかけです。
ロイの会社はかの有名なBell Helmetsと名付けられ、1970年の初めに彼は彼の最もアイコン的なヘルメットの一つであるMoto3をリリースしました。非常に良いヘルメットだったのですが発売当初はあまり人気を集めることはできませんでした。
そして残念なことに、ようやくヘルメットの製造技術と、市場のデザインのトレンドがMoto3を認めだしたBellはMoto3の生産を中止する決断をしました。
近年、バイクに乗るライダーたちは、自分たちのカスタムバイクやクラシックバイクのスタイルを更に良いものにするためにレトロヘルメットのニーズが高まっています。Moto3を愛した創業者たちが、現在の市場のニーズに対応するためにヨーロッパのメーカーDMD Helmetsが立ち上げられたそうです。
伝説のヘルメットMoto3の現代版としてSeventyFiveは生まれた
DMSのSEVENTYFIVEヘルメットは70年代のレトロスタイルに敬意を表しています。DMDは、すべてのレトロ愛好家のためのヘルメットとして作られました!
DMDのSeventyFiveがBell Helmet(ベルヘルメット社)のMoto3のスタイルから影響を受けていることを公式に認めており、3つのバイザーマウントから、チンガードに取り付けられた8つの斜めの通気口まで、Moto3に限りなく近い作りになっています。
SeventyFiveは最新の材料を使用して製造されており、完全なEU安全認証を取得しています。ヨーロッパでは今でも中古市場で古いMoto3を購入する人が少なくないようなのですが、それでは現代必要とされる安全性能が得られないことから、SeventyFiveを選んでもらえるよう配慮しているという経緯もあるそうです。
Moto3がリリースされた当初、広い視野角、優れた通気性能、そして頭上にバイザーを取り付ける機能を提供するモトクロスライダーを対象としていました。このコンセプトさえも受け継いで、SeventyFiveはそれらすべての機能を再現しています。
しかし、面白いことにSeventyFiveを購入する人のほとんどが、モトクロス愛好家ではなくロードライダーであるという統計データになっているそうです。クラシックバイクにのるライダーが自分のスタイルにより適した装備を探す中で、SeventyFiveが選ばれているという実績でもあります。
DMD SeventyFiveの性能
SeventyFiveはなんと言っても、軽量さが秀でています。1.1 kgちょっとしかありません。カーボン素材のBell Carbon Starよりも400gも軽いなんて、半端じゃないですね。
ヘルメット内部は、パッド入りのライナーがとても快適で、広い開口部で視認性は良好です。ヘルメットをかぶったまま乗っているのに、まるで何もかぶっていないかのような視野の広さと軽さです。
換気性能は、大量の空気がメッシュの通気口や目の開口部、チンガードの周りを流れてくれるので良好です。サイズはやや大きめで、頭の形は四角い人にフィットしやすい構造になっています。ヘルメットの内装は取り外し可能なので、掃除やメンテナンスも簡単にできます。
DMDは、ショートピークバイザー、スナップオン、フラットシールド、バブルライディングゴーグルなど、SeventyFive用のアクセサリも用意されていて自分だけの、個性的なレトロヘルメットに仕上げることができます。
ゴーグルだけでも自分の好きなものに交換して、オリジナルスタイルで走り出しましょう!
DMD SeventyFiveレビューまとめ
真のレトロヘルメットであるMoto3に似せていると公式発表しているだけあって、最新っぽさを全く見せない外観はさすがです。レトロヘルメットを探しているなら、絶対候補に入ってきますね。
海外レビューサイトを見ていると、少し風切り音が大きいというインプレッションはちらほらみかけますが、そもそもクラシックバイクは排気音を楽しみながら走ることが楽しいので、別段問題にならないでしょう!
そんなことより、こんなにもレトロ感満載のヘルメットが、EUの完全な安全基準を満たして発売されていることのほうが嬉しいですよね!
Bell Helmets(ベルヘルメット)Moto3が復刻!
DMDのSeventyFiveの好調な販売をきっかけに、Bell Helmets(ベルヘルメット社)はMoto3の復刻版を発表しました。
どちらが真のレトロヘルメットか、比較が気になるところですね。また新しいMoto3もレビューをお届けしたいと思っております!
その他にも多数の国内・海外ヘルメットのレビューをしています。ぜひこちらからご覧になってください!
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では、また次の記事で!